人間文化学科では、11月22日(金)に卒業論文中間報告会を開催しました。各ゼミから選ばれた代表者が、卒論のテーマや研究方法、現在の進捗状況などについて報告しました。発表者とタイトルは以下の通りです。
中村花音(櫻井ゼミ) チェコのナショナル・アイデンティティの歴史と変遷
遠藤ひかり(八木ゼミ)タイの上座部仏教におけるジェンダー格差
―女性の出家を目指して―
高橋千実(杉井ゼミ) 映像作品からみる韓国のウリ文化
梶原あやみ(大内ゼミ)ディズニー映像作品における「歌」の役割
―ディズニー・プリンセスの変化を手掛かりに―
笹舘美咲(大平ゼミ) 小右記から大嘗会について読み解く
―一条天皇から三条天皇への移り変わり―
小野寺那南(高橋ゼミ)近世の塩竈神社と門前町
堀江那月(間瀬ゼミ) 世界遺産における「文化的景観」と日本における
「文化的景観」の相違について
田中緋乃(内山ゼミ) 日本の風景画史における直武作品の位置付け
人間文化学科は国際文化コースと歴史文化コースに分かれていますが、タイトルを見てわかる通り、ジェンダー格差や世界遺産といった現代の社会・文化に関する研究や、日本古代史・近世史・美術史といった歴史研究など、研究分野は幅広く、対象地域も日本国内からアジア・ヨーロッパまで多様です。また、映像作品を題材にした研究もあります。この学びのカテゴリーの広さこそが、人間文化学科の特色です。
報告会は例年開催しています。他の4年生には卒論執筆の参考と刺激に、3年生には来年執筆する際のイメージをつかむ機会に、1・2年生には今後のゼミを決める参考になります。今回も参加者全員にとって有意義な時間となったことでしょう。
発表者のみなさん、お疲れさまでした。4年生のみなさん、体調に気をつけてこれから卒論の追い込み頑張ってください。