9月9日(月5コマにK302教室で、WizBiz仙台代表 大友ゆり子さん(NPO法人世界遺産アカデミー認定講師マイスター、ビジネス・マナー講師)をお招きし、人間文化学科・人間文化学会主催の世界遺産検定に関する講演会及びキャリア講演会を開催しました。
大友さんは、世界遺産の考え方がどのように始まり、世界平和とどう関わっているのかといった理念や制定の背景などについて、クイズをまじえて、わかりやすくお話していただきました。とくに、今年の夏に、パリでオリンピック、パラリンピックが開催されたこともあり、競技会場となったパリの世界遺産について詳しくお話されました。また、ドイツのケルン大聖堂が都市開発により景観が損なわれ、一時は危機遺産となり、世界遺産であり続けることの難しさについてもお話がありました。また、大友さんは宮城県では数少ない世界遺産検定のマイスター資格をお持ちですが、本学科が推奨している世界遺産検定の概要や受験対策、どのように就職活動でいかされるのかといった点について、これまでのキャリアと重ねながら、貴重なお話をしていただきました。世界遺産の学びが多様な価値観の理解につながることなど、人間文化学科での学びと深く関わっていることが、学生のみなさんには興味深かったようで、60名近くの学生が熱心に受講していました。
人間文化学科では、12月6日に、今年度2回目の世界遺産検定の学内受験を予定しています。検定試験のために自主的に学び、検定を受けることで、スキルアップや就活につながるだけでなく、異文化理解にもつながると思います。昨年度には、1級に認定された本学科の4年生もいます。今年から、2級と1級の間に準1級が新しく設定され、より受験しやすくなりました。ぜひ、みなさんも、挑戦してみてください。