人間文化学科では、7月12日昼休みに、本学科特任教授菅野洋人先生による第3回キャリア講演会「学芸員って楽しいよ!」を開催しました。菅野先生は、昨年まで郡山市立美術館の館長をされており、そこでの経験をもとに、学芸員課程に関する講演会をおこなっていただきました。日本近代美術の画家である岸田劉生や高橋由一、山本芳生らの作品と共に、学芸員とは「好奇心が命!」ということを、学生に伝えてくださいました。また、学芸員の主な仕事や実際に先生が催した幅広いジャンルの企画展についても具体的にお話をされました。
学芸員は、美術品だけを取り扱っている訳ではなく、企画展でアニメーションや人形劇などを扱えるので、美術品だけを学べば良いという訳ではないことや、それぞれの博物館は、テーマを設けて運営していることも、お話くださいました。菅野先生が勤められていた郡山私立美術館では、イギリスの美術品をテーマとして全体のコンセプトが成り立っており、各美術館によって様々なコンセプトを楽しむことができることがわかりました。
講演会後、少人数ではありましたが、菅野先生を囲んで、人間文化学会主催の談話会をおこないました。リラックスした雰囲気で、より詳しく、学芸員の仕事について、お話をうかがいことができ、学芸員に対する関心や美術館、博物館展示への興味が、さらに深まりました。
2年 吉田有理恵