日本史を研究しようとする場合、読みたい史料を探し、カメラで撮影するなどの調査が必要になることがあります。
こうした研究事情に対応するため、日本史の高橋ゼミの授業(歴史文化演習)では、実際の史料(古文書)をデジタルカメラで撮影する実習を行いました。机に三脚を立て、下向きにカメラを設置し、モニタを見ながら史料を撮影します。カメラのセッティング方法や撮影のコツだけでなく、史料の扱い方も学びます。このノウハウを習得しておけば、博物館などの史料保存機関や個人宅での史料調査をスムーズに実施することができます。調査で未解読の史料を入手することにより、まだ誰も知らない新たな歴史が解明できるかもしれません。
また、この実習は古文書の実物を扱う経験にもなります。高橋ゼミでは「本物を体感する」をモットーに、なるべく実際の古文書に触れる機会を設け、机上の学び、映像の視聴などと織り交ぜながら歴史研究の方法を養っていきます。
三脚を立て、デジタルカメラをセッティング
撮影方法をレクチャー
史料(古文書)を撮影