2023年12月に、人間文化学科では、第54回世界遺産検定の学内受験をおこないました。今回は、2級の受験者が10人、3級の受験者が13人おり、認定率は2級が40%、3級が90%で、とくに、3級は全国平均を大きく上回る認定率でした。
今回、本学科3年生の堀江那月さんが、世界遺産検定1級に認定されました。1級の認定率は20%~30%と、1級を取得するのはなかなか困難です。出題範囲も広く、日本や世界の世界遺産だけでなく、世界遺産の意義や発足の歴史など、多様な知識が必要です。
堀江さんは、試験の3か月前から学習を始め、テキストを読みながら、自分で問題をつくって勉強したそうです。世界遺産を学んだことで視野が広くなり、海外に対する興味が強くなって、韓国に留学することもでき、行動力も高まったようです。
世界遺産を学ぶことは、就活にも役立ちます。堀江さんは、自分が世界遺産検定取得のために努力したことや結果は、就職活動において自分の強みになるし、また、その国の歴史を知ることにもつながったので、これから、様々な国の人と積極的にコミュニケーションをとり、日本との架け橋になれたらと、今後の夢も語ってくれました。
来年度は、5月頃に世界遺産検定認定講師による「世界遺産検定」ガイダンスを実施する予定です。人間文化学科のカリキュラムとして、世界遺産検定やTOEICなどの語学検定、観光英語などの資格、スタディ・ツアーなど、自主的な学びの成果も単位になる「個別研修」が設定されており、世界遺産検定2級の取得も単位として認定されます。本学科では、学生の自主的な学びを今後とも応援していきます。