(ポール・リクール:著 久米 博/越門勝彦:訳『道徳から応用倫理へ 公正の探求 2』法政大学出版局 2013年7月)
晩年のリクールが、討議倫理や英米圏の正義論をふまえつつ、現代世界の道徳的判断の問題が顕在化する場としての「裁判」および「医療」を哲学的に問う。『他者のような自己自身』の主題を引き継ぎ、『正義をこえて』に続く「公正の探求」の発展であり、思想家が複数の異質な言語とのコミュニケーション=翻訳の思索を深めながら、社会的・実践的な応用倫理の領域へと歩みを進めた貴重な記録。
(ポール・リクール:著 久米 博/越門勝彦:訳『道徳から応用倫理へ 公正の探求 2』法政大学出版局 2013年7月)
晩年のリクールが、討議倫理や英米圏の正義論をふまえつつ、現代世界の道徳的判断の問題が顕在化する場としての「裁判」および「医療」を哲学的に問う。『他者のような自己自身』の主題を引き継ぎ、『正義をこえて』に続く「公正の探求」の発展であり、思想家が複数の異質な言語とのコミュニケーション=翻訳の思索を深めながら、社会的・実践的な応用倫理の領域へと歩みを進めた貴重な記録。