NGOプラン・インターナショナル・ジャパンによるジェンダーに関する講演会を開催しました

10月27日(木)昼休みにC308教室にて、プラン・インターナショナル・ジャパンのアドボカシー・オフィサーである澤柳孝浩氏をお招きし、人間文化学会・国際支援活動Triangle共同開催で、オンラインの講演会を開催しました。

今回は『開発途上国の女の子・女性とジェンダー課題』というテーマで澤柳氏に講演いただきました。はじめに、ジェンダーとは何かを理解してもらうために、女の子で良かったことや嫌なことを、参加者がそれぞれ配布用紙に記入し、それを見せ合いながら話をするワーク・ショップを行いました。ついで、男女の賃金格差や識字率の違い、早婚などに関するクイズを通じて、開発途上国の女の子や女性がおかれた状況をわかりやすく説明しました。受講した学生からも「日本での男女の賃金格差はもちろん、世界の女の子の識字率の低さや早婚とそれにともなう身体への危険や教育の機会の損失など、まだ男女では格差がかなり大きいのだと、具体的数字が示されることで理解できました」という感想が寄せられました。

 

最後に、プランの具体的な活動が、どのような変化をもたらしているかについての事例が紹介されました。ラオスで子どもクラブを立ち上げ、それによって、女の子が積極的に話をするようになったり、リーダーシップをとるようになったりと、エンパワーメントにつながっており、プランの活動が成果をあげていることがわかりました。

人間文化学科の様々な授業で取り上げているテーマとも重なり、昼休みの短い時間でしたが、開発途上国の女の子や女性のジェンダー課題について、あらためて知ることができた良い機会になりました。