国内フィールド実習を実施しました

9月5日(月)~9日(金)までの5日間、人間文化学科の「フィールド実習B」が実施されました。1年生3名、2年生2名、3年生1名、4年生4名、院生1名の計11名の学生と教員2名が参加しました。ここ数年、新型コロナウィルスの影響で実施できなかった念願の実習です。
今回の実習の目的は、仙台から伊勢神宮・関西方面へと旅をした江戸時代の庶民の旅日記をひもとき、現代の私たちがそれと同じルートをたどり、当時の旅を追体験することです。4月から半年間隔週で行われた事前学習では、小畑富蔵の『西国道中日記』を読み、そこに出てくる神社仏閣や史跡について調べ、フィールド実習で持参するしおりを作成しました。
1日目は、仙台空港から長時間移動の後、三重県の伊勢神宮外宮を見学。
2日目は、伊勢神宮内宮を見学した後、おかげ横丁で昼食を取りお土産を買うなど自由時間を過ごしました。その後、奈良県に移動し転害門と東大寺、二月堂、三月堂、南大門の見学をしました。東大寺の盧舎那仏像の迫力に圧倒されました。

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3日目は、春日大社と若草山、興福寺を見学しました。その後、和歌山県の高野山まで移動し宿坊の赤松院に泊まりました。夕飯は精進料理を食べました。ごま豆腐がとても美味しかったです。

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4日目は、朝に読経を聞き精進料理を食べました。高野山奥の院と金剛峯寺を見学しました。その後の自由時間では、女人堂や壇上伽藍、霊宝館など各々興味関心がある所を見学しました。その後、大阪府に移動しました。

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5日目は百舌鳥古墳群と一ノ谷、須磨寺を見学しました。その後、神戸三宮で解散し飛行機で帰宅しました。

慣れない土地での移動で疲れましたが、大きなトラブルが無く無事フィールド実習を終えることができて良かったです。また、コロナ禍でのフィールド実習のためホテルで孤食だったので少し寂しさはありましたが、日中に学年の違う学生同士でも交流することができましたし、普段なかなか訪れることがない場所にも行くことができました。写真で見るのと実際に見るのとでは、感じ方が全く異なるのだと改めて感じることができました。特別な経験ができました。今回の経験をこれからの学生生活でも活かしていきたいです。

(学芸学部人間文化学科4年 伊藤真樹)