10月22日に、人間文化学会、国際文化学会、英文学会、国際交流センター共催で、「日本語パートナーズ」でタイとマレーシアに派遣された阿部葉月さん(英文学科4年)、作間温子さん(国際文化学科卒業生)の先輩2人をお迎えし、報告会を開催しました。様々な学科から、約20名の学生が貴重な話をききに集まりました。
「日本語パートナーズ」とは、国際交流基金の派遣事業の一つであり、アジアの中学・高校などの日本語教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや日本文化の紹介を行うというプログラムです。最初に、人間文化学科の八木先生がこの派遣事業の概要や、これまで宮城学院女子大学の学生や卒業生6人が派遣され、その全部に八木先生が関わっていることから3つの学会と国際交流センター共催になった経緯を話してくださいました。
先輩たちの写真や動画を交えた報告では、異国の地で日本語を学ぶ子どもたちの笑顔があふれ、活気に満ちた姿が伝わってくるようでした。また、宗教や信仰を大切にする人々の暮らし、異文化に対して寛容な国民性など、日本で暮らしているだけでは感じることができない貴重な経験もあったそうで、とても興味深いお話を聞くことができました。
現在、アジアでは約11万人もの人々が日本語を学んでいるといいます。現地に赴き、その文化や言語を肌で感じることは、大学生の私たちにとっても大きな経験となるのは間違いないと、先輩方のお話からも感じることができました。「この事業に参加したことで、以前より、挑戦する気持ちが強くなった」という言葉が印象的でした。身近に素敵な先輩がいることで、後輩の私たちもとても良い刺激を受けることができました。
人間文化学科 2年 後藤 紗英