NGO団体のプラン・インターナショナル・ジャパンの講演会を、7月9日5限に、人間文化学会・国際文化学会・Triangle共催で行いました。講師として、プログラム部の楠木祐子さんをお招きし、プラン・ジャパンの活動や国際支援についての概要、それから1つの事例として、昨年度に、学内の国際支援団体であるTriangleが書き損じ葉書キャンペーンで寄付をした「バングラデシュの少数民族の女性の自立のためのプロジェクト」について、詳しくお話をしていただきました。
特にバングラデシュの事例では、支援の対象となる女性が目指す方向を専門の方がヒアリングをし、職業訓練をしていくということで、ただ決まった支援をするのではなく、それぞれの人に合わせた支援が行われていることが素晴らしいと思いました。また、女性の地位が低い地域で、そのような活動を行うことは、地域の人々の意識改革も必要であり、地道に時間をかけて進めていくものであるということも印象的でした。このプロジェクトは3年間の活動であり、今年が2年目だということなので、自立した女性が増えることで、女性の早すぎる結婚や出産がなくなり、女性も自分の望む生活ができればと思います。
講演会の最後には、昨年度の書き損じ葉書キャンペーンの感謝状をTriangleにいただきました。昨年度のキャンペーンでは皆さんのご協力のおかげで、東北各地から9597枚の葉書が集まり、360957円を、先述の通り、バングラデシュのプロジェクトへ寄付することができました。有難うございました。今回の講演会では、自分たちの活動がどのような支援につながっているのかも勉強することができ、貴重な時間となりました。
人間文化学科3年
Traingleプラン・ジャパン・グループ代表
熊谷香桜里