去る7月12日(金)本学教育学部教育学科 西浦和樹教授により『北欧スウェーデンと日本をつなぐ・未来の教室』と題して第三回公開研究会を開催いたしました。
本研究会では、被災地にある大学として地域復興を強く推進してきた実績をもとに「学習支援」、「食育」、「居場所」を最重要課題とする地域子ども学を構築するためのヒントとして、未来の教室としてMG版フューチャーセンター構想が提案されました。
西浦教授により、北欧地域の紹介から北欧型の起業家精神を備えた学生の教育機会の創出について具体的事例をもとに講義がなされ、講演後の質疑応答の時間では学生たちから多くの質疑があり活発な議論が展開されました。
「座学では学ぶことのできない自然に触れることの大切さについて、アウトドア教育ではとても注目されているのでもっと知りたいと思いました。」
「日本と北欧との学習の違いがここまで大きいことを知りませんでした。北欧は幼児期から価値観を育み、民主主義の基本を教えているということに驚きました。学びの場が学習者中心かそうでないかで教える形も学ぶ形も違うということを知りました。」
「スウェーデンの教育、フューチャーセンター、働き方より休み方、などを通して社会がよりよく、人や子どもがより生きやすくなるような仕組みつくりができるのだとワクワクしました。興味深いです。」
講演後寄せられた感想からもわかるように学生たちの関心も高く、本事業の活動に繋がるヒントが多くあり、とても実りある研究会となりました。