「地産地消の食育プロジェクト―仙台雑煮を知ろう、食べよう―」を開催しました。

2020年1月16日(木)中間年シンポジウム・プレイベントとして「地産地消の食育プロジェクト―仙台雑煮を知ろう、食べよう―」を開催しました。

本学生活科学部食品栄養学科の学生たちが、正月の伝統料理、おせちを題材として昨今の学生の意識調査を行い、ご当地雑煮の仙台雑煮を含む正月の食文化について発表しました。

 

意識調査の結果、おせちを「好き」と回答した人は約70%、反対に「苦手」との回答が約30%もの結果となりました。家庭でつくる手作りおせちは、好みのアレンジができて苦手意識の改善にもつながると考え、例として、黒豆をクリームチーズであえた簡単アレンジが紹介されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

焼いたハゼのだしをつかう仙台雑煮を食べたことがある人は、200人中わずか2人という結果となりました。

現在、家庭ではあまりなじみのないハゼは高級食材となっていることから、鶏の手羽元を代用して気軽に「仙台“風”雑煮」を楽しめるレシピも紹介されました。

また、お餅を使った学生考案のオリジナルレシピも数々紹介されました。チョコ餅やトッポギ風など、簡単アレンジで最後まで飽きずにおいしく食べられる工夫がみられました。

最後に、生活科学部食品栄養学科の丹野久美子准教授より「おせちを苦手とする学生が3割もいることに驚いた。まずは好きになってもらうことから。今回は地産地消の食育プロジェクトということでできるかぎり宮城県産の食材を使用しました。今回が食育について考えるきっかけとなれば幸いです。」との総括がなされました。当日は学生がつくった仙台雑煮やお餅を味わいながら参加者の皆さんと食文化についての意見交換がなされ、おいしく、楽しい学びの場となりました。