[地域子ども学研究C] ソフトバンクのペッパーを使ったSDGs教育の教材開発

 

今回の共同研究では、ソフトバンクのロボット「ペッパー」を活用し、SDGs(持続可能な開発目標)に関する教育教材の開発を行いました。本教材は、子どもたちがSDGsの目標を楽しく学びながら、社会的課題について理解を深めることを目指しています。

 

今回は、天童教授の監修のもと、「SDGsとジェンダー平等」に焦点を当て、ジェンダーステレオタイプや性別に基づく役割分担について、大学生が一緒に考え、議論する場を設けました。ペッパーは、アイスブレイクや質問を通じて、子どもたちが親しみやすい形で学べるように設計されており、学生たちからも「ペッパーが親しみやすいので理解が深まった」という意見が寄せられました。学生の中には、ペッパーを使ってダンスプログラムを作成した経験のある者もおり、積極的な参加が見られました。

 

一方で、ペッパーが話す速度がやや速いため、会話のペース調整が必要であるというフィードバックもいただきました。今後は、ペッパーの会話速度を調整し、さらに中学1年生や小学生にとってわかりやすい教材に改善していく予定です。

 

また、最後にはペッパーと一緒にみんなでラジオ体操を行い、楽しくSDGsの学びを締めくくりました。学生たちはペッパーと身体を動かすことで、楽しみながら学び、日常生活に結び付けて理解する機会となり、深い学びにつながることがわかりました。

 

以上
(文責:西浦)