12月「OGとの集いカフェ」を開催しました

 「OGとの集いカフェ」とは、社会人として活躍中の先輩(OG)に、仕事のこと・就職活動のこと・学生時代のことなど、直接お話を聞くイベントです。

 今回お招きしたのは、業界が異なりながらもそれぞれ事務職として活躍中のOG3名。株式会社損害保険ジャパンのSさん、医療法人ひろせ会 広瀬病院のYさん、仙台市太白区役所のSさんです。

 損保ジャパンのSさんは、福島県での営業事務を経て、結婚を機に仙台へ転勤。現在は東北6県のプロ代理店用キャンペーンの企画・運営などを担当しています。学生時代の就職活動を振り返って、先輩社員と懇談する機会を持つ中で、自分と企業との相性を考えて企業選びを行ったと話していました。損害保険という学生にはまだ縁の薄い業界について、Sさん自身のキビキビとしたお話しぶりや身のこなしからも、業界で求められる信頼感やスピーディーで的確な対応などを感じることができました。

 Yさんは病院事務として、外来受付・会計、入院・外来レセプト業務のほか、契約施設への往診補佐にも出かけています。地元・事務職志望で就職活動していた頃を振り返って、周囲で内定をもらった人が増える中で焦りを感じつつも、自分の志望する職種に役立つ資格取得を目指したエピソードを話してくれました。選考時期が遅いからとのんびり過ごすのではなく、その時にできる準備をしっかりとしてきたYさんのお話は、就職活動に不安を感じる学生に大きな参考になったようです。

 公務員のSさんは、大学在籍中に海外留学の経験があり、さらに海外の大学院修了の経歴があります。海外滞在中に日本の総務省が実施したインターンシップへ参加したことがきっかけで公務員受験を決意しました。語学力を活かし、講師や通訳をしながら公務員試験準備をして、現在は市民からの提案・要望・苦情・相談などの対応を主に担当しています。公務員を志望する学生から、また海外留学に興味のある学生から寄せられるさまざまな質問に、終始やわらかい雰囲気で答えていました。

 今回参加した学生の多くは3年生ということもあり、具体的な就職活動の方法に関する質問が多く出されました。「入社を決めた一番の理由は?」「仕事のやりがいは?」「企業研究や筆記試験対策は?」等々。OGは後輩たちを温かく受け入れ、励ましていました。