2007年度 第6回特別教育計画

「声の表現力を探る〜声明と朗読のコラボレーションから」」


日 時  2008年1月22日(火) 17時10分より18時30分まで    

会 場  音楽館ハンセン記念ホール

講 師  斎川 文泰 先生   牧 三千子 先生

プログラム  
      天台声明実演
      朗読
      声明と朗読による「蜘蛛の糸」(芥川 龍之介作)



斎川 文泰先生 
延暦寺学園叡山学院准教授。兵庫県神戸市吉祥山実相寺/多聞寺住職。魚山流天台聲明研究會代表。近年はヨーロッパ公演も多数こなす。2007年、プラハグレゴリオ聖歌隊とのコラボレーションCD「遙声」を制作。2007年、NHK「心の仏像」シリーズでの声明演唱で反響を呼ぶ。


牧 三千子先生
女優。国立音楽大学卒業。劇団「京」付属俳優養成所修了。1997年より3年半イタリアへ留学。その後、錬肉工房・岡本章身体表現ワークショップにて研鑽を積む。沼田曜一主催「大地の劇場」公演に多数出演。天台声明と朗読のコラボレーションで、芥川龍之介 作「蜘蛛の糸」を国内外で公演。鎌倉・建長寺で毎週土曜日に開かれる「親と子の土曜朗読会」で古今東西の名作朗読を続けている。



声明は、日本伝統音楽における声の表現の母胎といわれています。近年は、そうした歴史的な価値だけでなく、生きた音楽表現活動のひとつとして国内外でさまざまな角度から注目されています。齋川文泰先生は、現在天台声明実唱の第一人者として活躍されており、声明の伝統的価値と現代的な可能性の双方を担う声明家です。牧三千子先生は、朗読という表現活動を通し、日本語特有のリズムや美しさの表現、身体と言葉とのつながりを追求されています。お二人は、2006年12月、鎌倉建長寺において、「声明と朗読による蜘蛛の糸」公演をされ、好評を博しました。

 異ジャンルのコラボレーションにより、天台声明が開発した声の表現力、朗読という形で開発された声の表現力、さらにそれらが組み合わされることで広がる表現力に触れ、人間の声がもつ表現媒体としての可能性を考えてみます。



入場無料

主催 
 宮城学院女子大学音楽科

お問い合わせ
 022-277-6130(音楽科)
 music@mgu.ac.jp

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