名取駅ウィングロード(東西自由通路)にてポスター展示を行っています【閖上プロジェクト】

本学では,名取市の協力のもと,震災で大きな被害を受けた閖上地域の復興を主に文化的・教育的な側面から支援する「閖上プロジェクト」に取り組んでいます。

その活動の一環として,8月1日(土)~15日(土)までの期間,JR名取駅のウィングロード(東西自由通路)におきまして,プロジェクトに関わっている幾つかのチームがポスター展示を行っています。

以下に展示内容の概略をお知らせします。

 

[閖上の食のくらし再発見]

美田園第一仮設住宅の方々と一緒に、閖上の地図に震災前に食材を買いに行っていた食料品店や飲食店を書き込み、閖上「食」マップを作成しました。
地図に書き込むことによって、閖上の食の営みを思い出し今後どのようにあったらよいのかを話し合うきっかけにしていただければと思います。

また、閖上らしい食習慣として「おまがね」を取り上げました。
「おまがね」とは、もらった食材や料理を食卓の1品にするというもの。食物をもらったり、あげたりの「隣組」の歌の世界が今も閖上にいきていることを伝えたいと思います。

[閖上ってどんな町? ~歴史と文化そして3.11を振り返る~]

6月後半に名取駅で行ったポスター展の続編です。

<過去の記事はこちら>
/news.mgu.ac.jp/pb/event/881.html

 

宮城県の地震・津波の歴史を年表にまとめ,震災以前の閖上の人たちの津波観,震災当日の避難行動の一部をを知る資料を中心に展示します。

[津波被災前の閖上の商業について]

震災直前の閖上商店マップをメインとして閖上の商業・サービス業の特徴についてまとめています。

スーパー・コンビニの出店は1軒ずつで、様々な種類の個人商店によって構成されている、昭和の雰囲気を残した町であることを指摘しています。

 

以上,学生たちが前期試験の合間をぬって制作した力作のポスター展示を一人でも多くの方にご覧いただけたら幸いです。

近くにお立ち寄りの際は,どうぞ足をお運びください。