「かほピョンこども新聞」にサマーカレッジの記事が掲載されました

「かほピョンこども新聞(河北新報社 毎週日曜発行)」にサマーカレッジの記事が掲載されています(2014年6月8日、15日、22日)。
今回は全3回のシリーズの1回目、音楽科教授・菊池恭江先生の講座を紹介しています。
サマーカレッジ実行委員の遠藤香菜さん、久松史奈さん(ともに児童教育学科3年)が記者となり、記事を書き上げました。以下に原稿を掲載しますので、どうぞご覧ください。

宮城学院女子大学 小学生のためのサマーカレッジ2014
河北新報かほピョンこども新聞2014年6月8日掲載「ようこそ学びの森へ」<上>
演奏って楽しいね バイオリンと友達になろう/音楽科教授 菊池恭江先生

 

宮城学院女子大(仙台市青葉区桜ケ丘)は、夏休み期間中、小学生を対象とした「サマーカレッジ」を行います。自然に親しみながら表現活動をするほか、学ぶことが楽しくなる体験プログラムも用意しています。今回は、音楽科教授の菊池恭江先生に、バイオリンの魅力を紹介してもらいます。先生や大学生たちとすごす、楽しい2日間ですよ。
みなさんは、バイオリンという楽器を知っていますか?

ピアノ、リコーダー、鍵盤ハーモニカなど、みなさんに身近な楽器と、弦楽器であるバイオリンには、面白い違いがあります。
まず、バイオリンはさまざまなサイズがあります。一番小さい子供用バイオリンは、なんと大人用サイズの16分の1 !
大人の手のひらに乗せることができる大きさです。バイオリンは自分の体の大きさや成長に合わせて、ピッタリなものを選ぶことができる楽器です。

また、息で音を出す楽器と違い、楽器の弦に弓を乗せて音を出す特徴もあります。弓は馬のしっぽの毛でできていて、その弓を動かすと弦が振動し、木でできているバイオリンの中で共鳴し、美しい音に変わります。
難しい印象があるかもしれませんが、初めてでも、とても美しい音色を出すことができるんですよ。

バイオリンは他の楽器と合わせることで、さらにすばらしい音を奏でることができるので、オーケストラやアンサンブルでも大活躍します。「カルテット」といって、ビオラやチェロと合わせた楽器4本で演奏することもあります。そのときは、呼吸や体で音を合わせて音楽を奏でます。

みなさんも、サマーカレッジでそんなすてきなバイオリンを弾いて、一緒に思い出を作りませんか? 
「リコーダーや鍵盤ハーモニカしか経験したことがないから…」「ちゃんと音が出なかったらはずかしい」なんて思っている人も大丈夫! 必ず美しい音を出せる事を約束します。

最後にはみんなで「かえるの歌」を合奏します。バイオリンの魅力、パワーを全身で感じましょう!

 

■菊池 恭江(きくち・やすえ)先生 音楽科教授。専門はバイオリン演奏。演奏家として活躍し、アンサンブルや室内楽を通じて、多くの人に美しい音色を届けています。
またオーケストラや弦合奏の熱心な指導で、若い音楽家をたくさん育てています。

■この記事は、児童教育学科3年の遠藤香菜さんと久松史奈さんが書きました。