キャリア支援講演会(2)「東京で働くことのススメ」を開催しました

7月25日(金)の3校時に、卒業生をお招きしてキャリア支援講演会を開催しました。
今回のテーマは,東京で働くことのススメ―7年の経験から―です。

お招きしたゲストは上野恵さん。
2007年度人間文化学科心理学ゼミの卒業生で,卒業後は富士通エフ・オー・エム株式会社に勤務なさっています。
お勤め先は東京で,パソコンのインストラクターとしてご活躍中です。インストラクターの他に、手引きの作成や新しいシステム導入の際の講習会講師などもなさっています。

 

そんな上野さんを囲んで,

  • 宮城が大好きで,地元で働きたいと考えていらした上野さんが,なぜ東京で働くことになったのか!?
  • パソコンが得意だったわけでも,教える経験があったわけでもないのに,なぜインストラクターの仕事に就くことになったのか!? 採用面接や研修のときに困ったのでは!?
  • 心理学は職場でどんな風に活かせているの?
  • 東京暮らしにはどれくらいで慣れた?そのメリットや楽しさは?

・・・といったようなお話をお伺いしました。

今回の企画は,4年生の夏休み以降の就職活動を後押しすると同時に,本学科の多くが希望する「仙台勤務、事務職」という“2大縛り” から視野を広げ,知らず知らずのうちに自分で狭めている人生の可能性を拡張できるように,という意図によるものです。

参加学生からは以下のような感想がたくさん寄せられました。

  • 東京で働きたいと思っていたので,いろいろと参考になる話を聞くことができてよかった。
  • 宮城で就職をしたいと考えていたが、話を聞いて県外に出て仕事をするのもいいなと思い、以前より視野を広く持つことができるようになった。
  • いまの職業に就いたのは運命とおっしゃっていたので,やはり就職はその企業との運でもあるのだな、と思った。
  • 人事の配属は必ずしも希望通りにはいかないということを学び,その時いかに切り替えを早くできるかが大切だと思った。
  • 地方に支店をもつ会社は地方の場合、本社と違ってオールマイティーに仕事をこなさなければいけないので入社1年目で地方に配属されたらとても大変だなと思った。逆に,仙台で働くことも地方だからという考えを捨てたらとても面白そうだなと思うことができるようになった。
  • 官公庁などに出向いて仕事をすることもあるというのはすごいと思った。自分が知らないだけで、色々な世界との色々な関わり方があるのだと感心した。
  • 大学で学んだ心理学,特に認知心理学が,仕事の中で生かされているのが具体的によくわかった。
  • 心理学以外を学ぶことで心理学をより理解することができたという経験は、これからさらに専門的な心理学を学ぶ私たちにとって重要なアドバイスであった。
  • 夢や目標を持つことだけが重要なのではなく、様々なことに興味を持ち、様々な経験をすることが将来へつながるということが分かった。学生時代だからこそできることもあるので、これからいろいろなことにチャレンジしてを有意義に過ごせるようにしたい。
  • 終始楽しそうに体験談を話して下さり、紆余曲折があったけれども今の仕事が好きなんだろうなと感じた。

この他,清潔感があって座り方がきれい,とても明るい印象,目がキラキラしていてアナウンサーのよう,とても素敵な人,見習いたい!と先輩へのあこがれの声も。いろいろな意味でよきロールモデルにお越しいただけたことに感謝します。

(木野記)