キャリア支援企画(7)「科捜研講演会」を開催しました

1月19日(月)の16時20分から、「科捜研講演会」と題した、心理行動科学科の学生を含む全学科学生を対象としたキャリアデザインセミナーを開催しました。

このセミナーは、科捜研心理係職員の日常業務のお話や、警察関係の仕事で心理学が活用されている場面のお話など、現職の心理係の先生をお招きしてお話をしていただくものです。宮城県警察科学捜査研究所様のご厚意により、2022年度から始まりましたこの企画も、今回で4年目となりました。

講師には、毎年お越しいただいている宮城県警察科学捜査研究所心理係の小林正和先生と檜垣祈り先生を今回もお招きしました。小林先生からは、科捜研職員の方々の係ごとのお仕事紹介から始まり、心理係のポリグラフ検査やプロファイリング等の業務の実態について、さらには仕事のやりがい、大学生の時期にやっておいた方がよいこと等について、ご自身のご経験を踏まえて分かりやすくお話いただきました。また、檜垣先生からは、学生時代にどのような学びをしてこられたのか、科捜研を目指すことになったきっかけや具体的な試験勉強のお話、入職後の研修から現在に至るまでの成長のお話をしていただき、年の近い社会人の先輩から受講した学生への激励のメッセージをいただきました。普段はなかなか知ることができないお話を伺うことができたと同時に、学科の学びの延長線上に司法・犯罪の現場があることが実感できる大変貴重な機会となりました。

図1

図1

図2

図2

ここで、参加した学生たちの感想を一部ご紹介します。

・普段想像やフィクションで描かれるイメージとは確かに違うのかもしれないが、細かい手がかりや情報を集めて真実へ導いていくという点ではやはりとてもやりがいのある業務なのだと分かった。
・今回の講義を受けるまで科学捜査研究所に心理の分野があることを知らなかったので、今回のお話は自分の視野が広がるとても良いきっかけになった。
・警察組織で心理職として働く以上、心理学の知識だけでなく、法律の知識が必要なことや、犯罪捜査の手続き業務もあるなど、実際に働いている人にしかわからないことも知ることができ、大変貴重な機会だった。
・ポリグラフは「嘘を発見する」という目的ではなく、「記憶の有無を確認する」という目的で行われていることを学んだ。
・警察のイメージとして「男性社会」「犯罪を犯した人と話すから大変そう」などあったが、今回のお話を聴いて、充実していて成長を実感しながら働ける素敵な場所だと思った。
・取り調べのように、問い詰める方法ではなく、科学的に比較して判断する点から、心理学が実際に操作に役立っていることを実感した。

今回の講演会は、後期末の試験真っただ中の時期の開催ではありましたが、他学科の学生も何人も参加してくれたため、とてもアツい講演会となりました。各々とても刺激を受けたようでしたので、各自が今後のキャリアデザインに直接的にも間接的にも活かしてもらえることを願ってやみません。

小林先生、檜垣先生、年明けの大変ご多忙の中、本学までお越しいただき貴重なお話をありがとうございました。

(友野隆成記)