木野准教授がNHKの番組「てれまさむね」の取材をうけました

新たな環境で新生活をスタートする人も多い4月。
就職先や入学先で新しい出会いがある人に向けて、良い印象を与える自己紹介の仕方を紹介するコーナーで、本学科の木野准教授が、「視線」が相手に与える印象を左右するという心理学の研究成果を紹介しました。

紹介したのは、木野准教授の研究室で行われた女子学生を対象とした実験結果です。

事前に「誠実な人」と相手に伝わっていても、初対面の時に相手に視線を向けて話をしないと、視線を向けた場合よりも誠実な印象を与えにくく、事前に「不誠実な人」と相手に伝わっている場合と同じぐらいの誠実さの評価しかうけない、ということがわかりました。また、事前に伝えられた情報(誠実かどうか)にかかわらず、相手に視線を向けて話をする方が、自信のある、親しみやすい人という印象を与えやすい、という従来の研究と同様の結果もえられました。

自己紹介するときの視線の重要さおわかりいただけましたでしょうか?

 

なお、本研究は、2013年度卒業生の布田さん・河野さん・渡邊さんによる卒業研究(研究題目「第三者からの事前情報と対面時の視線量が印象形成に及ぼす効果」)として取り組まれたものです。研究成果は、2014年2月23日(日)にアエル5階の情報・産業プラザで開催されたMG-Pスクエア(心理行動科学科公開研究発表会)においても一般の皆様に向けて発表させていただきました。また、研究の概要は『心理行動科学科研究報告 第4巻』(2014年3月20日発行)に掲載されております。

 

(宮城学院広報担当・久木記)