6⽉5⽇(⽔)に東北学院大学において開催された「地域の課題I(地域企業版)」研究会『持続可能な地域を⽀える⾃治体職員とは?』に本学科の1年次生たちが参加させていただきました。
講師は、⽩川由利枝先生(仙台市若林区長)でした。
これは、COC+みやぎ・せんだい協働教育基盤による地域⾼度⼈材の育成事業の一環で企画されたものです。本学科では、公務員の仕事に関心のある学生たちに向けて、学科専門科目「キャリアデザイン」の選択メニューの一つとして案内しました。
参加した1年生7名は、当日会場で、今後の持続可能な地域を支える自治体職員になるためには、まず時代の変化を読み解くことが肝となること、そういった変化がある故に、地域が抱える問題も生まれていること、こうした地域の問題を行政機関や地域はどのように解決していくとよいのか、今後求められる人材像などのお話を伺いました。
「女性企画課」という女性にのみフォーカスを当てる課のお話をうかがったことから、質疑応答の時間には、学生から「役所に男女格差を感じる場はあるか」などの質問をさせていただきました。
以下は、参加した学生たちの感想です。
- 公務員という仕事について、お話を伺うまでは、決められた仕事を定年までに黙々とするイメージだったが、実際は働く部署が頻繁に変わり、自分のしたいことを企画したりするなど、アクティブなイメージに変わった。
- 地域の課題には複雑な問題があるため、多面的に捉える必要があり、様々な専門家との連携・協働の必要があることを、具体的な例を通して学ぶことができた。
地域の課題としては、引きこもり、いじめ、介護・保育のダブルケア、ゴミ屋敷などがあることをうかがい、テレビや新聞で報道される遠い地域の問題ではなく、身近な問題であると感じた。 - 複雑な問題が多い今の時代こそ、地域の人に寄り添うことが大切だと感じた。
- 地域が抱える課題について、自治体職員の方の話を聞いたりテレビで報道されている地域の問題を調べたりして詳しく知り、自分にもできることを探していきたいと思った。
- 「越境(はみだし)公務員」ということばをはじめて聞いた。越境が人を鍛え、組織を強くするというお話に目からウロコであった。
- 現在、「女性と人権」の授業を受けているので、男女格差が気になった。公務員でも男女格差はあるとうかがい、これから社会に出て行くことを考えると男女格差が少しずつでも改善されるとよいと思った。
これからも実社会について学ぶさまざまな機会を用意したり、案内したりしていきます。ご期待ください!