第10回 主張する「みせ」学生デザインコンペにおいて、生活文化デザイン学科3年生の2作品がそれぞれ協賛企業賞を受賞いたしました。
■受賞作品「らくがきちょう ─未来に向けた仮設住宅─」
細野亜弥香、内田遥香
■CONCEPT
東日本大震災によって多くの人々が家を失い、仕事を失い、家族を失った。
被害の大きい地域は仮設住宅での生活を送ることとなった。
真っ白なプレハブは表情もなく、個性もない同じ景色が続く。
仮設住宅は均一に並べられ、そこでのコミュニティの形成は困難となる。
そこで、仮設住宅の配置をずらすことで空間をつくる。
さらに新たな町の表情となるストリートアートを取り入れる。
■受賞作品「わたしのまちの保健室 ~イジメ・自殺問題を考える~」
福岡香奈、藤澤 薫
■CONCEPT
永遠に消えることのない社会的問題である、イジメ。それに伴い、近年増加する自殺者数と予備軍。社会から疎外され、独りになり、光を失い、閉じこもる。本当は誰かに知ってほしい、頼りたい…。でも、話す相手も場所も、ない。
そんな人にターゲットを絞り、学生を始め、社会人・先生・親など、何かに、誰かに寄り添いたい人。仲間がほしい人。少し、疲れている人。この建築は、そんな人々に居場所を提供する「みせ」となる。そしてここは、学校で唯一の逃げ場であり癒しの場であった保健室のような自由でのびのびとした空間となる。
■コンペ概要
・主催:社団法人商業施設技術者・団体連合会
・応募資格:学生(大学院生、大学生、短大生、専門学校生)個人・共同制作いずれも可
・各賞:最優秀賞1点、優秀賞5点、入賞10点、協賛企業賞20点
・応募総数:258作品
・コンペ課題主旨はリンク参照
*本コンペへの参加は須田研究室のゼミの一環として行ったものである。