生活文化デザイン学科の安田ゼミでは、Inter-University Workshop 2023(以下、IUW2023)に参加しています。
IUWは大学、まち、専門家の協働による大学間ワークショップで、今年で3年目を迎えます。
(過去のIUWの活動についてはWEB SITEを御覧ください。2021、2022)
今年度は対象地が宮城県七ヶ浜町となり、5月13日、14日には参加する10大学から総勢85名の学生、教員が現地に集まりました。
写真は七ヶ浜の北側に位置する代ヶ崎浜で、今回の計画地の一つです。
写真は七ヶ浜町湊浜地区避難所に集まって、今回のIUWについてのレクチャーを受ける学生と、実行委員長の川向正人氏(東京理科大学名誉教授)です。
参加大学は以下の通りで、今回は関東圏の大学に加えて、東北工業大学と宮城学院女子大学が現地の大学として参加しています。
足利大学(大野隆司)、宇都宮大学(遠藤康一)、国士舘大学(南泰裕)、千葉工業大学 (今村創平)、東京芸術大学大学院(ヨコミゾマコト)、東京大学大学院(安原幹)、東京理科大学工学部(広谷純弘)、東京理科大学理工学部(岩岡⻯夫)
東北工業大学(錦織真也、齋藤隆太郎)、 宮城学院女子大学(安田直⺠)
安田ゼミからは6名が参加して、13日、14日に現地ワークショップ、ヒアリング、敷地調査を行いました。
写真は高山外人避暑地に囲まれた表浜です。
七ヶ浜町は平安時代より景勝地として知られ、枕草子にも登場する美しい海岸線をもっています。明治時代に日本に来た外国人は海辺の避暑地としてここ、七ヶ浜をえらびました。今も、多くの別荘が立ち並んでいます。
また、東日本大震災では大きな被害をうけ、町域の36%以上が浸水しています。
こうした場所で、学生はこれから約半年かけて、建築的な提案をおこなっていくことになります。社会とつながりながら、課題を把握し、地域に貢献する提案がなされることを期待しています。
巨大な防潮堤と水門が暮らしと海を分断している。地域はこうした現状をどのように克服したら良いのでしょうか。
美しい浜と高台移転団地は海と生活の共存を可能にするのでしょうか。
今後の展開にご期待ください。