都市・建築デザイン研究室では、2022年9月8日から10日まで、東京へ研修旅行に行きました。
ゼネコンの技研から、建築模型の展示、再開発現場見学など盛りだくさんな内容でした。いろいろな刺激をもらいながら建築やまちについて考える機会を与えてくれた研修となりました。
集合は東京駅の丸の内南口です。朝の9時集合でしたが、無事に全員合流できました。
まずは、清水建設の技研を見学。コロナ禍で受け入れ制限がありましたが、2グループにわかれて希望者は見学。
内部は撮影厳禁なので、そとで記念写真です。
技研では新しい免震装置や風洞実験場、ビオトープの説明をうけました。記念写真の後ろの建物が本館ですが、柱頭免震でスパン32mというとんでもない建物です。山手線をまたいで開発することを想定した建物らしいです。
続いて清水建設の東京木工場へ、技研の希望者以外はこちらを見学。天下の清水建設が造作メインとはいえ、木造の工場を持っていることに驚きです。初代清水喜助の流れを組む大工の伝統をまもっていますね。突板のストック、3D木材加工機などを見学しました。
鉋がけも体験。職人さんの丁寧な指導で、みんなきれいな鉋屑を自分で削り取れました。(お土産でひのきの鉋屑をもらいました。
同じ日に東京都現代美術館でやっているJean Prouve展も見学。デザインすることと作ることの近さを実感しました。異色なモデニズム建築家ですね。家具ばっかり有名ですが、プレハブ工法に残した功績も偉大です。
続いて、2日めは建築倉庫を見学。倉庫のなかは撮影禁止だったので、エレベーターの中で一枚。
倉庫内は懐かしいプロジェクトや設計者の思想が伝わる模型がたくさんありました。展示方法も「倉庫」というだけに斬新。
磯崎新さんの都庁模型は迫力満点です。このコンペ案はもちろん落選していますが、提案の意味を理解すると、デザイン競技の熱量が伝わってきます。
最後は渋谷の再開発を見学。いつも工事をやっているイメージの渋谷ですが、終わりに近づいていいるんでしょうか。
記念撮影はヒカリエテラス、参加は25名でした。みなさん、お疲れ様でした。
追記
おまけで元気な人はここに足を伸ばしました。
「異性装の日本史」という展示です。場所は白井晟一ワールドの広がる世田谷区立松濤美術館。