全国学生デザインコンペ奨励賞受賞のお知らせ

第17回 主張する「みせ」学生デザインコンペにおいて、生活文化デザイン学科3年生・今田百香さん、大学院生活文化デザイン学専攻修士1年・佐藤瑶子さんの作品が奨励賞を受賞いたしました。

■奨励賞(生活文化デザイン学科3年・今田百香)

■授賞の声

■コンセプト
現在、「食品ロス」が社会問題となっている。
農林水産省のデータによると日本の食品ロスは一人当たり一日で約139g。一年間では一人当たり51㎏である。
この、食品ロスを解決するために、スーパーやコンビニ、食品メーカーなどのまだ食べることが可能だが、賞味期限や規則の都合上店頭で販売することができない商品のみを集めた食品ロス削減スーパー「cyclemarket」を提案する。
店舗では自分の情報を登録し、被災地や街のボランティなどに参加することでポイントを貯め、現金以外にポイントでも商品を購入することができるシステムを作った。このシステムがあることでボランティア不足と食品ロスを同時に解決するだけでなく、街や住民に寄り添った「みせ」にすることができる。

■授賞の声
今回のコンペで私が注目したのは、社会問題となっている「食品ロス問題」です。
この問題を解決するために、スーパーやコンビニ、食品メーカーなどのまだ食べることが可能だが、賞味期限や規則の都合上店頭で販売することができない商品だけを集めた食品ロス削減スーパーを提案しました。店舗では自分の情報を登録し、街や被災地などのボランティアに参加することでポイントを貯め、商品が購入できるシステムもつくり被災地のボランティア不足も同時に解決します。
このコンペに参加し、自分のアイデアが評価されたことで自信を持つことができ、自分自身が成長することができたと思います。
このコンペに参加して本当に良かったです。

■奨励賞(生活文化デザイン学専攻修士1年・佐藤瑶子)

■授賞の声

■コンセプト
W.C.+books
ーヒトと書籍のくさい仲ー

“トイレで過ごす時間を使い、新しい本との出会いがうまれる”という普遍的な人間の習慣から生活を豊かにするお店を提案する。
情報が溢れている現代社会では、多様性というキーワードが注目されている。その中で多様性を認める上で僅かでも共感を得るということが必要となってくると考えた。
多様性と生活の質を上げるということを店のテーマとして、どう必要最低限の共感を得るか、そこで人の生活から着想を得た。その行動が、トイレに行くという事だった。人はトイレでは何かするという行動をとってることが多い…それは、人間が知らずしず知らずのうちに身についた“くせ”と言える。
“W.C.+books”はその人間のくせを取り込んだお店である。

■授賞の声
この度は、奨励賞に選出していただき大変光栄に思います。
DiverCityというテーマを通して、それぞれ異なる属性の人間の違いを尊敬するしながらも、共通の価値観を探っていきました。そこで生活に着目し、日常の生活に目的を加えることで新しい形が生まれるのではないか。そのようなことを思いながら取り組みました。
今回のコンペで指導してくださった先生方や入選された方々の作品を拝見し、たくさんの刺激を得るとともに自分に不足しているものを痛感しました。今回このコンペに参加することで得られた貴重な経験を活かして、これからもそれぞれの課題に挑戦していきたいです。ありがとうございました。

■コンペ概要

・主催:社団法人商業施設技術者・団体連合会
・応募資格:学生(大学院生、大学生、短大生、専門学校生)個人・共同制作いずれも可
・各賞:最優秀賞:1点、優秀賞:5点、入賞:10点、奨励賞:26点
・応募総数:414作品

コンペ概要リンクコンペ結果リンク

*)本コンペの参加は、卒業研究基礎演習II、および、生活環境特殊講義・建築設計論(担当教員:須田眞史)の一環として行ったものである。