前川國男 建築模型展 JIA建築家大会2019青森

2019年10月17日から19日に青森県弘前市で開催されたJIA建築家大会2019(公益社団法人日本建築家協会主催)において、生活文化デザイン学科の3年生が作成した模型が展示されました。
企画は日本のモダニズム建築を代表する建築家前川國男氏の弘前市に現存する8つの建築を模型でその建設当初の姿を再現するというものです。

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展示会場は前川氏の代表作「弘前市民会館」のロビーをお借りして実現しました。

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宮城学院女子大学のチームは「木村産業研究所」の模型を担当しました。
この模型は2020年2月11日、12日の生活文化デザイン学科展でも展示予定です。

木村産業研究所(弘前こぎん研究所)
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所在地: 弘前市在府町61
竣工年: 1932年(昭和7年) 前川國男 27歳
延床面積: 468㎡

フランスに留学後、ル・コルビュジエのもとで学び、帰国後手がけた前川國男最初の仕事。2年間のパリ留学の帰途の船上で、母方の父母と同郷の木村隆三の依頼により設計した。前川がル・コルビュジエのモダニズムの理念を実現した記念すべき建物である。昭和10年(1935)に、ここを訪れたドイツの建築家ブルーノ・タウトが、著書『日本美の再発見』で、「コルビュジエ風の新しい白亜の建物」と記している。玄関吹き抜けの天井の鮮やかな赤色、踊り場の丸みをおびた空間、入口の縁取られた青いタイルなど、前川のこだわりが随所に感じられる。
平成15年(2003)6月DOCOMOMO100選定、平成16年(2004)国の登録有形文化財に登録。

模型データ
制作: 宮城学院女子大学生活文化デザイン学科 安田研究室
指導: 安田直民 准教授
担当: 船田真由、真山柚乃、三浦花依、宮内彩乃、齋藤綾乃、佐々木京香、
佐藤愛優、髙橋妃奈

その他、東北大学をはじめ、7つの東北地方で建築教育を行う大学がこの企画に参加しています。
秋田県立大学担当 弘前中央高等学校講堂
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日本大学担当 弘前市立みどりの相談所
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弘前市民会館 東北学院大学担当
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模型展の動画です。