新型コロナウィルスの影響も少しおさまり、ようやくゼミで研修旅行に行くことが出来ました。今回は遠出して青森県の3つの都市をめぐります。
初日は「八戸」。
まちづくりの手法にアートや本を取り入れたユニークな政策を実施しているまちです。歴史的には南部藩の一部で、青森県内でも独自の文化を持ていることでも知られています。(方言もかなり違います)
2021年11月3日には待望の八戸市立美術館が完成、まちなかには「ハッチ」「マチニワ」「八戸ブックセンター」につづく市民参加型公共施設です。
ジャイアントルームと呼ばれる巨大な空間を中心にギャラリー、スタジオ、ホワイトキューブ、ブラックキューブといったスペースがならび、大きなコレクションを持たない小さい規模の美術館が、市民のためのアートとはなにかという命題に正面から取り組んだ場所です。
オープニング企画「ギフト」を開催していて、まちや八戸に関するアートの展示もありました。
音声を使った作品では「インバウンドー!」と館内中にひびきわたる作品が印象的でした。
ジャイアントルームではコンサートの準備が進んでいましたが、今回は時間が合わず記念撮影だけになりました。
続いてまちなかを散策後、八戸ブックセンターを訪問。ブックセンター所長の音喜多信嗣氏のレクチャーを受けながら、日本で唯一、行政が運営する本屋さんを体験しました。
ベストセラーが並ぶ本屋とは違い、テーマで選ばれた少し変わった本がならび、読書スペース、執筆スペース、コーヒーやワインが飲める場所など、普通の本屋とはだいぶ違います。
このあと、研修は弘前に移動、いよいよメインの見学先「弘前れんが倉庫美術館」に向かいます。