小学生のためのSummer College2013 活動報告 遊び係(1)

                        発達臨床学科 1年 熊谷 友希

私は、初めてサマーカレッジに参加しました。参加した理由は、昨年新聞でサマーカレッジの記事を読み、とてもいい経験が出来そうだと感じだからです。また、入学してから、MG-LACに貼り出している写真を見て楽しそうだと思ったことも理由です。

 私は、遊び係として参加しました。遊び係の仕事は、昼食後の空いた時間に子どもたちが楽しめるような遊びをいくつか用意して一緒に遊び、サマーカレッジのマップを描くという事でした。週に二回集まる曜日を決めて活動していましたが、なかなか全員で集まることができず一つのことを決めるにも時間がかかり、先輩方は大変苦労したのではないかと思います。参加する子どもたちは年齢も体格も様々なので、多くの子どもたちが一緒に安全に仲良く楽しく遊べるように試行錯誤しました。晴天時と雨天時の場合の遊びをそれぞれ考えるなど想像していたよりも考えることが沢山ありました。マップもどんな雰囲気にしたいか話し合い、先輩が下書きしたものにみんなで話し合いながら仕上げました。一人一人のアドバイスがしっかりと組み込まれて物事が決定していき、スムーズに準備は進んでいきました。

 

 前日まで雨が降り続いていた為、体育館などでの室内遊びになるかと不安に思っていましたが、サマーカレッジの二日間は雨が降ることもなく子どもたちが伸び伸びと遊べる環境を提供出来ました。一日目は、竹馬や大繩、縄跳び、ブーメラン、いかだ、フラフープで遊びました。二日目は、一日目の遊びに加え、サッカー、スプリンクラーでの水遊び、ボール遊びをしました。二日間とも、子どもたちに一番人気だったのはいかだでした。ピアノ池にいかだを浮かべて池の中を回るというものです。竹馬やいかだなど、普段あまり経験できないような遊びを沢山体験させてあげることができたのではないかと思います。また、遊んでいる中では、学生や先生が声をかけなくても子どもたち自身で自主的に遊んでいたことが印象的でした。大繩や竹馬では、「何回まで跳べるように頑張ろう。」「あそこまで進んでみる。」など目標を立てて挑戦していました。遊びの時間が終わりに近づくと子ども達でお互い声がけをして、片付けをしっかり時間内に終わらせていました。また、年上の子どもが年下の子どもの面倒を見るなど、しっかりしているなと感心しました。

 

サマーカレッジが始まる前は、進行のイメージができませんでしたが、当日は順調に物事を進めることができました。今回は様々な事を計画するにも先輩方に頼ってばかりでしたが、実際に参加して、ただ楽しく遊ぶだけでなく安全に遊ぶためには、気を付けなければならない事などが沢山あることを実感しました。

子どもと関わる事がとても楽しく、更に元気をもらうこともでき、将来に繋がる良い体験をすることができました。私は子どもと関わる福祉の仕事をしたいと考えています。子どもたちが孤立した社会を作らない様にするためにもこのような活動は大切だと感じました。来年参加する際には、今年よりもさらに積極的に参加したいと思います。