[健康栄養学研究科] 修士論文 中間報告会を開催しました

7月25日(土)に、大学院健康栄養学研究科2年生の修士論文 中間報告会を開催しました。今年度は、大学院2年生4名が、20分間のプレゼンテーションを行いました。報告では、第1回 総合演習で指摘された事項について回答するとともに、研究の背景、研究目的、これまで得られた結果、今後の予定を報告しました。報告終了後、大学院生は参加した教員から、研究課題の内容や統計解析手法等の質問や指摘に対して回答し説明する姿勢が見られました。本報告会は、修士論文の中間的な成果と、大学院生の研究姿勢を把握するとともに、各自の論文のさらなる向上に役立つこととなります。

「知識があれば、人は健康になれる」――本当にそうでしょうか。

中間報告会終了後には、大学院健康栄養学研究科長の西浦和樹先生が、「『わかっているけれど、できない』を科学する」をテーマに講演しました。「運動した方がよい」「食生活を改善したい」「早く休むべきだ」と頭では理解していても、なぜ私たちは行動に移せないのでしょうか。講演では、この誰もが経験する“知識と行動のギャップ”について、健康心理学の視点から分かりやすく解説しました。

さらに、健康を単に「病気でない状態」として捉えるのではなく、幸福や教育、社会とのつながりまで含めて考える北欧の価値観も紹介されました。健康を支えるのは、本人の意志の強さだけではありません。人を取り巻く環境や人間関係、社会の仕組みに目を向けることで、健康支援の新たな可能性が見えてきます。 学部生・大学院生・教員にとって、自らの生活や研究、教育実践を見つめ直す機会となり、「人はなぜ行動できないのか」「どうすれば無理なく行動を変えられるのか」をあらためて考える、刺激に満ちた講演となりました。