一般教育部では9月19日に「草の根交流会 in English」を開催しました。Friendship Force Greater Sendaiの招きによりアメリカから来日された9名を本学に招待し、鎌田成子先生の「英語リテラシー II」の受講生を中心に、自主的に参加した学生も交えて交流会を行いました。
交流会では事前に用意した質問事項を中心に小グループで活動しました。90分の中で3回グループを変え、英語で、時には身振り手振り、そしてスマホアプリの助けも借りながらの異文化交流となりました。会話が続かなかったり、交流が盛り上がらなかったらどうしよう、という心配をよそに、学生もゲストも積極的に会話を楽しみ、豊かな交流の場となりました。以下に数人の学生の振り返りを紹介します。この経験は、きっと今後の学びに繋がることだろうという手応えを感じる文章でした。
「皆さんとてもチャーミングで、笑顔で私たち学生の言葉に耳を傾けてくれて嬉しかったです。聞き取る難しさも、話す難しさも学びましたが、むしろ、今まで習ってきた少ない知識でも繋がることができるということを学ぶことができたのではないかと思います。日本での楽しい思い出の一つになっていればと思います。」
「初めて外国の方と長く会話したため、とても緊張したが、良い経験になったと思う。映画や食べ物、飲み物、歌などでお互いが知っているものが意外とあって、世界共通のもの多く嬉しかった。」
「『日本のレストランは何故静かなのか?アメリカでは皆騒いでいるが。』という疑問に出会ったとき、その光景が当たり前すぎて理由を考えたことがなかったという自分の発見ができた。私の見慣れた光景は他の誰かにとって奇妙であることが面白いと思った。」
なおFriendship Force Greater Sendaiは、Friendship Force Internationalというアメリカ(ジョージア州アトランタ)に本部を置く国際交流団体の日本クラブに所属する28団体のうちの一つです。1977年にアメリカのウエイン・スミス氏が設立し、ジミーカーター元大統領の推奨で始められた草の根国際交流団体です。異なる国で生活する市民同志が家庭滞在により交流し、考え方や文化の相違点や類似点を発見しながら相互理解を深めることによって、世界平和を実現していこうという趣旨の活動を続けています。