2021年01月04日放送 13回

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放送音源

13回目の放送となります。今日のパーソナリティは、正木ゼミ4年の鈴木美羽です。

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫

今回は、私、松木詩歩が「青森りんご配布会とりんごフェア」について紹介します。

12月7日から12月11日のお昼休みに「東北地区青森りんごの会」の方から宮城学院女子大学の学生へ青森のりんごをいただき、その配布が行われました。毎年開催されており、今年は2種類配布されました。1つはサクサクした食感や果汁が豊富で香り高いのが特徴のシナノスイートという品種です。もう1つは皮が黄色く、甘さと酸味の調和がとれているトキという品種です。例年はカットされたりんごを配っていましたが、今年は新型コロナウイルス感染対策のためまるごとの配布となっていました。授業が終わって昼休みになると、りんご配布場所へ向かう学生が多くいました。私は残念ながらいただくことが出来ませんでしたが、1年生の調理実習の時にいただき、2種類を食べ比べなら味わったことがありました。

この配布会に合わせて食堂でもりんごフェアが1週間行われました。りんごをふんだんに使った料理が販売されました。りんごヨーグルトパフェやりんごタルトタタンなどのスイーツや、りんごたっぷり冷麺やりんごキムチ丼やりんごハンバーガー、りんご肉巻きなど料理がありました。その中でりんごタルトタタンを食べることができました。下からシリアル、真ん中にりんごの果肉とヨーグルトが積み重なり、上にりんごスライスがのっていました。りんごの甘みとヨーグルトの酸味がマッチしていて、とても美味しかったです。他の料理を食べることはできませんでしたが、食品栄養学科として興味がひかれるものばかりで、どのようにしてレシピを作ったのかが気になりました。

今回の配布会やりんごフェアを通して青森のりんごについて興味を持ったので、栄養や食べ方について調べてみました。
りんごには「1日1個のりんごは医者を遠ざける」というイギリスのことわざがあるくらい様々な栄養が含まれています。その中でも健康や美容業界から注目されている「プロシアニジン」という成分が含まれているようです。調べる中で初めて聞きました。り皆さんも聞きなじみがない名前かもしれません。特徴的なのは酸化するのを防ぐという力があることです。この力は免疫機能が低くなるのを防いだり、老化の促進を防ぐはたらきがあります。とても魅力的なはたらきですね。他にも最近の研究で美白、内臓脂肪軽減といった作用があるという研究結果が発表されたようです。
また、食べ方についても興味深いものを見つけました。みなさんはスターカットという切り方を知っていますか?

りんごを横にしてスライスするだけの簡単な切り方です。芯の部分が星のマークに見えることからスターカットと呼ばれているようです。見た目がかわいいだけでなく、皮の部分が苦手な方も面積が少ない分気にならず食べることができます。

りんご1つとっても奥が深いなと改めて実感しました。

以上、今回は私、松木詩歩が「青森りんご配布会とりんごフェア」について紹介いたしました。

≪音楽タイム≫
ここで一曲お届けします。
それでは、お聞きください。
~♪~

≪コーナー2泉区いいとこ大発見 part4≫
今回は私、松木詩歩が「産直市場ゆうきの里」さんについてご紹介します。

「ゆうきの里」は泉中央駅から徒歩10~15分ほどのところにあります。私自身サークル活動の中で野菜を育てて販売していたことや、地下鉄駅近くに産直があることが非常に珍しいと思い取材をさせていただきたいと思い、快く引き受けてくださいました。
お店の中に入る前には多くの野菜が並んでいました。その野菜は登米市や近郊の農家さんから卸してもらったものだそうです。取材したのは12月の中旬頃ですが、キャベツやレタス、白菜など旬の野菜が多くありました。
中に入るとさらにまた別の野菜が並んでいました。りんごやほうれん草、春菊など旬のものや、スーパーなどではなかなか見かけないぎんなんやせんぶりが置いていました。

仙台市にある産直ですが、なぜ登米の野菜を扱っているのか伺うと、昔から登米の野菜というのは美味しいと評判で、1つのブランドであるそうです。また、仙台市の農家さんとは30件ほど契約をされているようで、とれた分を持ってきてもらい、販売しているようです。農家さんごとで異なりますが、農薬をできるだけ使わないものをというのがこだわりだそうです。

野菜以外にも乾物や漬物、お米など様々店頭に並んでいましたが、中でも焼き芋がおすすめとのことでした。品種はシルクスイートにこだわっていらっしゃいました。しっとり感があり、甘みが強いのが特徴です。お店の入り口に置いてあり、焼き芋のいい香りが広がっていました。

このような野菜などを求めてくるお客さんはたくさんいらっしゃるそうです。私自身も駅近くに仙台市や宮城県の野菜が置いてあるお店というのがとても魅力的に感じました。また、新型コロナウイルスによって飲食店で野菜を使うことがなくなった分も市場に出回って非常に安価で売られている現状があります。販売されている野菜には農家さんのお名前や農園が記載されているものがあり、そのような方々の応援にもなるのかなと思いました。

交通のアクセスも良く、魅力ある野菜などが販売されている「ゆうきの里」さんへみなさんも足を運んでみてはいかがでしょうか?

今回は私、松木詩歩が「産直市場ゆうきの里」さんをご紹介しました。
≪コーナー3 栄養学生が教える!〇〇!≫
このコーナーでは、栄養や健康知識を常に学んでいる私達が、新鮮な情報をお届けします。
今回は正木ゼミ4年の山崎静流さんからの情報です。

今回は乾燥に効果のある食べ物を紹介します。
冬は暖房器具や湿度の低下などで肌が乾燥しますよね?
お肌の乾燥が気になるとき、身近な食べ物や飲み物でうるおいを補給できることをご存知ですか?いまの時代は、女性だけでなく男性も乾燥肌で悩んでいると思います。
そこで今回はお肌の乾燥対策をしてくれる食べ物をご紹介します。
では、そもそもなぜ肌は乾燥するのでしょうか?
それは、肌のバリア機能が低下し、うまく水分や脂質を保持できないと肌が乾燥状態となります。その原因はいくつか考えられます。まず、肌の代謝の乱れ、偏った食生活、運動不足や寒さによる血行不良など、他にも原因は様々です。化粧水や美容液など外側からのスキンケアに目を向けがちですが、実は体の内側も大きく影響していると言われています。
「普段からバランスのとれた食生活を心がけたほうが良い」という話は、よく耳にしますよね。代謝のサイクルが乱れると、肌表面を守る皮脂の量が減るなど、肌が乾燥しやすい状態になると考えられています。
化粧水や美容液・クリームなどで一生懸命肌のケアをしても、体の内側が乱れた状態では、うるおいが逃げて肌が乾燥しやすくなってしまいます。スキンケアだけでなく食生活も見直して、栄養をバランス良く摂り入れていきたいですね。
栄養素で言うとタンパク質、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEとなります。

それでは実際、どのような食べ物をとればいいのでしょうか?いくつか紹介していきます。

まず卵です。
卵はとても栄養素が豊富な食べ物で、たんぱく質・ビタミンAなどが含まていると言われており、皮膚を健康的に保つ働きがあるとされています。卵は乾燥肌対策のみならず美肌効果もあります。

次にアボカドです。“森のバター”などと呼ばれるアボカドは、栄養価の高い果物として人気です。ビタミンE・ビタミンA・ビタミンCなどが含まれていると言われています。一方でアボカドはカロリーが高くボリュームもあるので、食べ過ぎると胃もたれしてしまう事もあるようです。1日1個程度にしておきましょう。

最後にパプリカです。パプリカは普通のピーマンと比べ、ビタミンCがとても多く含まれていると言われています。乾燥肌対策だけではなく疲労しにくいからだ、免疫力アップ、美肌の3つに役立つともいわれています。特に、オレンジパプリカがビタミン豊富とされています。

それでは、実際にこれらの食材を使ったレシピを紹介したいと思います。
ワサビ醤油のアボカドTKGです。今回は手軽さを重視したレシピとなっています。
作り方は簡単!いつもの卵かけご飯にワサビ醤油で漬けたアボカドを加えるだけです。最後に海苔をかけてもいいですね。
他にも鶏肉とパプリカのミルクスープも寒い季節におすすめです。とっても身体が温まりますよ。

ここでお肌の乾燥対策のために避けたほうがいい食品を少しだけ紹介します。

それはなんだと思いますか?

カフェインやお酒です。
カフェインはビタミンCを破壊するほか、ミネラルを体外に排出させてしまいます。またお酒にもビタミンCやビタミンEの働きを妨げる働きがあり、さらにアルコールを分解する過程で水分が大量に必要になるため、身体が水分不足に陥り、肌の乾燥を招きます。
しかし、これらの食品をとってはいけないということではありません。日々の楽しみ・心の栄養として適度にとっていきたいですね。

スキンケアはもちろんのこと、食生活や生活習慣の改善など、できるところから乾燥肌対策を始めていきましょう。

今回の「栄養学生が教える!〇〇!」は山崎静流さんに「栄養学生が教える!肌の乾燥対策食品!」について紹介してもらいました。

本日は、松木詩歩さん、コメンテーターは正木先生、パーソナリティは鈴木美羽でお送りしました。

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