2019年11月11日放送 23回

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放送音源です。画面は切り替わります。

本日は、4年高橋幸さん、3年山田芽彩さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティは及川久子でお送りします。出身高校は宮城学院高校です。今年も気づけば11月です。長いようであっという間にも感じますが、今日は、「今年中にやっておきたいこと」について自己紹介させていただきます。

「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は3年の山田芽彩さんに「焼き芋作り」について紹介してもらいます。よろしくお願いします。
はい。今回は私たち正木ゼミの3年生で行った焼き芋作りについてご紹介させて頂きます。
食品栄養学科のゼミは、調理学、臨床栄養学、給食経営管理分野、公衆栄養学、栄養教育、食品化学、栄養学など様々な分野に分かれており、その活動内容も論文を読んだり、レシピ開発や調理実習をしたり、アンケート集計を行ったりとゼミによって様々です。
普段は正木ゼミは、健康や栄養に関する論文を翻訳し、自分の意見や感想とともに要約し発表したり、過去の先輩方の卒論を読むなどの活動を行っています。
前回のゼミでは、正木先生が簡単に焼き芋を作ることができる焼き芋メーカー「BakeFree」を用意してくださったので、早速さつまいもを買って3年生のメンバーで作ってみました!

ここで、突然ですが焼き芋に関するクイズです。
Q.さつまいもが一番おいしい時期はいつだと思いますか?
正解は11月以降です。さつまいもは9月から10月にかけて収穫されるのですが、収穫してすぐのさつまいもはあまり甘くないと言われています。さつまいもに含まれているでんぷん質が糖分に変化し甘みが増すまでに1か月ほどかかるためです。そのため、さつまいもがおいしい季節は11月以降、つまり今なのです。

また、さつまいもに含まれているβ-アミラーゼという酵素は加熱されると糊化し麦芽糖という甘味成分を生成します。焼き芋が甘くなるのはこのためです。糊化する温度は約70℃前後。この温度帯で長い時間加熱を行うことが、甘くておいしい焼き芋を作るコツです。人の唾液も、αーアミラーゼという酵素が含まれており、デンプン同士の結合を分解する際にアミロースやアミロペクチンをオリゴ糖などの糖に変換する働きがあります。
ちなみに、おいしいさつまいもを見分けるためには、皮の色が均一でツヤがあり、表面に傷や凹凸のないものを選ぶと良いでしょう。また、糖度が高いものは切り口からあめ色の蜜が染み出してくるので、切り口にも注目して選んでみてください。
BakeFreeはホットサンドメーカーのように上下にプレートが付いており、さつまいもを包み込んで加熱します。使い方はとても簡単で、洗って水気を拭き取ったさつまいもを生のまま入れ、スイッチを押したら40分待つだけで焼き芋が完成します。

アルミホイルやラップで包む必要はありません。また、温度調節を行ったり途中でひっくり返したりする手間もかかりません。

Q.実際に食べてみてどうでしたか?
とても簡単に、お店で売っているような、皮はパリパリで中はホクホクとした甘いとても美味しい焼き芋を作ることができました。
BakeFreeは上下のプレートを付け替えると、焼き芋だけではなく、ホットサンド、お魚やお肉のグリル焼き、焼きおにぎり、アップルパイなど様々なものを作ることができます。
これからも正木ゼミでたくさん活用していきたいと思います!

以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は山田芽彩さんに「焼き芋作り」について紹介してもらいました。

≪音楽タイム≫
~♪~

「泉区いいとこ大発見Part3のコーナーです。
今回のレポーターは私、及川久子です。
今回は、泉区のおすすめの歩道橋について紹介させていただきます。私は、歩道橋の上から景色を見ることが好きで、よくいろいろな歩道橋を見つけるたびにのぼってそこからの景色を見ています。
泉区にもたくさんの歩道橋があるので、今回は、今まで行ったことのない歩道橋に実際に行ってきて、私のおすすめの歩道橋をいくつか見つけたので、ご紹介させていただきます。

まず、歩道橋とは、みなさんもご存知のように人道橋の一種で鉄道または車道を跨ぐ(またぐ)ようにかけられた歩行者・自転車専用の橋のことです。
みなさんは歩道橋の数え方を知っていますか?
歩道橋は橋として数える場合、「一本」、「一基」、「一橋(いっきょう)」と数えます。そして、歩道橋のかかっている箇所を数える場合は「一箇所」といいます。

Qそんな歩道橋ですが、泉区にはいくつの歩道橋があるか知っていますか?
泉区には歩道橋が193橋あります。仙台市の歩道橋の合計は930橋であるため、泉区には仙台市の約5割の歩道橋があるのです。
そのなかで私が個人的に好きな歩道橋を3つ紹介します。私がおすすめする歩道橋に共通していることは、柵で囲われていなくて、視界が開けていて、景色がよく見えるということです。
1つ目は、仙台市七北田杉ノ田八乙女にある向原歩道橋(むかいばらほどうきょう)です。この歩道橋は見た目がとてもレトロで柵の色が赤色で、個人的にとても趣あるものだと感じます。
歩道橋の中央からは周辺を見渡すことができとても穏やかな気持ちになります。

2つ目は仙台三本木線、国道4号線仙台バイパス交差点にある、泉区鳥井原の歩道橋です。
ここは、とても大きな歩道橋でした。車もたくさん走っており、とても爽快でした。

3つ目は天神沢にある歩道橋です。個人的には、信号機よりも高いところにいるということが不思議な感じがしましたが、晴れていたので、とても空がきれいに見えました。

最後に歩道橋ではないのですが、泉中央駅のペデストリアンデッキもおすすめです。私は、今まで仙台駅の周辺のことをそう呼んでいるのだと思っていたのですが、実は、「広場」と「横断歩道橋」の両方の機能を併せ持ち(あわせもち)、建物と接続して建設された、歩行者の通行用の高架建設物がペデストリアンデッキなのです。このペデストリアンデッキは周辺とつながっているため、自分のが行きたいところに容易に行くことができます。
また、泉区民ふるさとまつりでは、このペデストリアンデッキで花火を鑑賞する人も多く、花火を見るのにもとてもおすすめだと言えます。

そして、今回気になって、日本一大きい歩道橋を調べてみたのですが、千葉県にある、「中の島大橋」であることが分かりました。ドラマで一躍(いちやく)有名になったそうです。写真でしか見ていないので、いつか行ってみたいなと思いました。

今回、色々な歩道橋に行ってみて、それぞれの歩道橋に違いがあり、見える景色もそれぞれきれいだったので、これからもいろいろな歩道橋に行ってみたいと思いました。泉区にはまだまだ歩道橋がたくさんあります。みなさんも気になる歩道橋があったら、登って景色を楽しんではみてはいかかでしょうか?

以上、「泉区いいとこ大発見Part3」のコーナーで、今回は私、及川久子が池「泉区おすすめ歩道橋」について紹介しました。

 

「解決!なんでもアンサー」のコーナーです。
今回は、4年の高橋幸さんに解決していただきます。よろしくお願いします。
ペンネーム、レモンさんからの質問です。
肌に良いと聞き、ビタミンCのサプリメントを飲んでいますが、ビタミンCは水に溶けやすいため尿中に排出されると聞きました。サプリメントには効果がないのでしょうか? という質問を頂きました。

効果がないということはありません!水溶性ビタミンが排出されるのは余剰分のため、サプリメントや食事からのビタミンCの摂取は十分効果があるといえます。
では、まずは、ビタミンの説明からしていきたいと思います。ビタミンは、エネルギー源や体をつくる成分ではありませんが、人が健全に成長し、健康を維持するために必要な栄養素です。つまり、ビタミンは他の栄養素がうまく働くために機械の潤滑油のような働きをしています。ビタミンの必要な量は少ないのですが、体の中でほとんどつくることが出来ないため、食べ物やサプリメントから摂取する必要があります。

Q1 みなさん、ビタミン等、気にして食事していますか?
私たちの皮膚や血管、骨に多く含まれる繊維性のタンパク質、それがコラーゲンです。コラーゲンは細胞と細胞の間をつなぎ合わせる接着剤のような役割を果たし、皮膚や血管、骨に柔軟性を与え、そして丈夫にする働きがあります。このコラーゲンの合成にはビタミンCが必要不可欠です。そのため、ビタミンCは美肌に効果的であると言われています。
ビタミンは全部で13種類あり、この13種類のビタミンは、大きく二つに分類することができます。水に溶ける水溶性ビタミンと、油脂に溶ける脂溶性ビタミンです。これらのビタミンは、それぞれの性質から体への取り込まれ方や代謝が異なり、水溶性ビタミンは尿などから体の外へ排出されやすく、脂溶性ビタミンは体の中に蓄積されやすいという特徴があります。
ビタミンCは水に溶けやすく、尿などから排出されやすいため、水溶性ビタミンに分類されます。ビタミンはたしかに尿中に排出されますが、水溶性ビタミンが排出されるのは余剰分のため、サプリメントや食事からのビタミンCの摂取は十分効果があるといえます。しかし、余剰分はすぐに排出されてしまうため、貯蓄は不可能です。成人では一日の摂取の推奨量は100mgとなっています。100mgの摂取を目指して、毎日、少量ずつ頻回とるといいでしょう。

Q2 みなさん、ビタミンCを多く含む食材は何だと思いますか?
ビタミンCを多く含む食材としてレモンを真っ先に思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。しかし、意外にもレモンのビタミンC含量は少ないんです。ビタミンCを豊富に含む食材にはパプリカ、ブロッコリー、キウイなどが挙げられます。一食分あたりでは、パプリカは約85mg、ブロッコリーは約72mg、キウイでは約28mgのビタミンCが摂取できます。

ビタミンCを摂取するには、もちろんサプリメントも効果的ですが、普段の食事にも取り入れてみてはいかがでしょうか!
以上、「解決なんでもアンサー」今回は高橋幸さんに解決していただきました。

『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記来週もお楽しみに!』