2019年10月28日放送 21回

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放送音源です。画面は切り替わります。

本日は、4年小原のどかさん、3年吉田実央さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティは私、山崎静流でお送りします。出身高校は秋田県角館高校です。台風も過ぎて一気に寒くなりましたね。皆さん体調は大丈夫ですか?さて、今回は 「最近あった個人的なニュース」をテーマに自己紹介させていただきます。

最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は3年の吉田実央さんに「宮城学院の礼拝堂」について紹介してもらいます。よろしくお願いいたします。

今回は私、吉田実央が「宮城学院の礼拝堂」について報告します。よろしくお願いします!

キリスト教に基づく教育を行っている宮城学院には、キャンパス内中央に礼拝堂があります。私は一般教育科目である「キリスト教学」や「キリスト教と現代社会」の授業の一環で礼拝に行く機会があったのですが、そもそも「礼拝」って何だろう?と疑問に思ったので調べてみました。

「礼拝」とは神様との交わりで、“神様からの語りかけ”とそれに対する“人からの応答”からなるそうです。キリスト教において礼拝はすべての活動の基礎であり、礼拝を通して新しい週のはじめの一歩を踏み出す力を神様からいただいている、という意味があるそうです。
キリスト教の礼拝といえば「アーメン」という言葉がありますよね。その言葉の意味を調べたところ、ヘブライ語で「真実に」や「まことに」を示し「本当にそのとおりです」という意味があるそうです。
祈りの最後に「アーメン」と唱和するのは、「そのとおりです」と神様に対して言っていたということなんですね~!今回調べるまで全く知りませんでした。
この礼拝を宮城学院では毎週月曜・水曜・金曜の昼休みに礼拝堂で行っています。礼拝堂がキャンパス内のほぼ中央にあるのは、礼拝を中心とした教育が行われていることの表れでもあるそうです!
宮城学院の礼拝堂には3枚の巨大なステンドグラスがあります。その3枚には「キリストの誕生」、「十字架のキリスト」、「キリストの復活と昇天」の様子が描かれています。

Q.ここで皆さんに問題です!この3枚のステンドグラスには宮城学院ならではのものが描かれています。それは次のうちどれでしょう??
①桜ヶ丘キャンパス、ということで「桜」が描かれている
②宮城学院の「学生」の姿が描かれている
③宮城学院のシンボルでもあるピアノの形をした「ピアノ池」が描かれている

…正解は②宮城学院の「学生」です!
他にも宮城学院の校章やキャンパス内にある噴水も描かれています。それら3枚のステンドグラスから射す色鮮やかな光はとてもきれいで、ついつい見とれてしまうほどです!

また礼拝堂には高さ26メートルのベルタワーがあります。このベルタワーからは毎日9時・12時・15時・17時の計4回、12個のベルが異なる讃美歌を奏でます。毎年12月にはライトアップされ、暗くなったキャンパス内を明るく照らす冬限定のシンボルでもあります。
この礼拝堂では週3回の礼拝だけでなく、クリスマス礼拝やイースター礼拝など、特別な礼拝も行われます。また礼拝の他に、講演会やコンサートが開かれることもあります。毎年12月に行われるクリスマスマーケットでは、礼拝堂を会場とした様々なイベントが企画されています。講演会やクリスマスマーケットに来た際はぜひ一度、訪れてみてください!
礼拝堂は宮城学院を象徴するものがぎゅぎゅっとつまった場所であることがわかりました。今回調べた「礼拝」の意味や「ステンドグラスに描かれているもの」のことを頭に入れて、あらためて礼拝に行ってみたいと思います!

以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は3年の吉田実央さんに「宮城学院の礼拝堂」について紹介してもらいました。
≪音楽タイム≫
~♪~

「泉区いいとこ大発見Part3」のコーナーです。

今回は私山崎静流が担当します。
私がご紹介するのは泉区実沢にあります「熊野神社」です。泉中央駅発 実沢バス停下車車 徒歩1分のところにあります。
宮城県の数々の文化財の指定を受ける由緒ある神社です。長年その土地を治めてきた領主の没落後に旧領地を治めることを許されて移り住んだ時に氏神(うじがみ)としてできたそうです。祀られているのは「イザナギノミコト」・「イザナミノミコト」伊勢の神宮に祀られている夫婦神です。

境内には八乙女氏ゆかりの鞍掛石(くらかけいし)力士石(りきしいし)があり、また鳥居脇にあるコウヤマキの大木は区内随一を誇っています。 近年の泉区の発展により参拝する方も増え実沢地域を始めとする多くの方々より御崇敬を賜っているそうです。

神社のなかにあります境内末社には山神社が安産・子孫繁栄を願って建設されました。戌の日には扉があけられるので観音像を参拝することができます。たしかに妊娠5ヶ月目の戌の日は「帯祝い」という安産祈願の行事が行われますよね。犬の安産にあやかっているんですね。他にも金刀比羅社(ことひらしゃ)がありまして五穀豊穣、商売繁盛、無病息災を祈願しております。多くの方から厚い信仰を集めています。

熊野神社の御神木はいちょうの木です。いちょうは、多くの実を結ぶ事から、夫婦円満、子宝に恵まれると云われております。初夏には青々と生い茂る姿に生命力の強さを感じさせ、秋には黄金色の葉で境内が一色になります。お守りの中にいちょうの葉や実を入れてみるのもいいかもしれませんね。お守りは交通安全、合格、健康、安産、といったものや「こども守り」というこどもの成長祈願を願うお守りなど様々な種類があります。

この熊野神社の南の方にあります七北田川の対岸の丘には山野内城跡(やまのうちじょうし)という場所があります。この城跡の北側、七北田川に面する場所は断崖絶壁となっていて、そしてその崖のところにある淵は「万人淵(まんにんぶち)」と呼ばれています。天正12年(1584)にこの城は攻め落とされ、その際に身を投げた婦女子の怨念が水泡となって絶えることが無い…と言い伝えられている場所なのです。
実はこの場所は天然の炭酸水が湧き出ている場所であり、大正時代から消火剤の製造に変わる戦時中までラムネ工場がありました。もしかしたら昔の人々は怨念のこもったラムネを飲んでいたのかも知れません。もしかしたら私たちが知らないだけでこういったお話多いのかもしれませんね。

熊野神社では合格・家内安全・交通安全・厄払い・商売繁盛などさまざまな祈祷を行っています。ご祈祷とは僧侶や祈祷師(きとうし)、神主などの特別な力を持った者が拝殿にあがり、御祈願を神と仏に祈り届けることを言います。ご祈祷を行いたい場合は電話にて確認、予約を行うことをおすすめします。

Qみなさん、もしご祈祷するなら何を祈祷したいですか?
ここで皆さんに家庭での祀り方を紹介いたします。食事の前に顔を洗って口をすすぎます。お供えする食事はお米、お塩、お水の3品です。
お正月や毎月一日、家族の記念日などには、お米、お塩、お水、お酒のほかに魚や野菜、果 物をお供えしましょう。私たちが特別の日に、御馳走でお祝いをするのと同様、こうした日には特別 にお祀りします。
お供えした食事はおまつりの後に、おさがりとして家族みんなでいただきます。

Q皆さんは自宅でお祀りをしたことはありますか?
熊野神社はひっそりと佇む狛犬や鳥居に歴史を感じる場所でした。この場所で様々な縁を見つけてみてはいかがでしょうか。みなさんお参りに是非足を運んでみてください。

以上、「泉区いいとこ大発見Part3」のコーナー。今回は私山崎静流が「熊野神社」についてご紹介いたしました。

 

「解決!なんでもアンサー」のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回は4年の小原のどかさんに紹介してもらいます。よろしくお願いします。
はい。今回は、ペンネームご飯さんから、「最近地震や台風など自然災害が多いので、緊急時に備えて食料を備蓄したいと考えています。何をどれだけ準備したらいいのでしょうか?」という質問をいただきました。

今月も台風19号による被害が各地で発生してしまいました。
私は災害時に備えて食料品の備蓄や懐中電灯の準備をしています。
Q皆さんは災害時に備えてなにかしていることはありますか?
普段から食料品の備蓄、非常用持ち出しバックの準備、避難場所・避難経路の確認を行うこと、家族との安否確認の方法や集合場所を決めておくこと、家具の転倒防止を行うことなどが大切です。

Q非常食など食料品の備蓄を行っている人も多いと思いますが、食料品は最低何日分確保する必要があるか知っていますか?
厚生労働省の「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」では、最低でも3日分、出来れば1週間分程度を確保しましょうとされています。大規模な災害が起こると、スーパーなどで食料品が売り切れ状態になったり、物流の混乱などで手元に食料品が届かなくなったりする恐れがあります。そのため、食料品は最低でも3日分、しっかり備蓄するようにしましょう。

緊急時用に備えておくべきものとして、水、カセットコンロ、お米、缶詰があります。
水は1日1人当たり飲料水として最低1リットルは必要です。調理に使用する水など飲む以外の水も含めると、1人当たり1日3リットル程度あれば安心です。
カセットコンロは電気・ガス・水道などのライフラインが停止した場合を想定し、簡単な調理などができるようにカセットボンベとともに準備すると良いです。
お米は保存性の高い食品で備蓄の柱ともなります。水と熱源があれば食べることができ、市販の2㎏のお米を1袋備えることで、約27食分、つまり約9日分をまかなうことができます。
缶詰は調理が不要でそのまま食べられるものを選ぶと良いです。魚介の缶詰や肉類の缶詰など、缶詰は長期保存ができるうえ、手軽にたんぱく質を取ることができます。
災害時の食事はご飯などの炭水化物に偏りがちになってしまいます。そのため、肉や魚、野菜など必要な栄養を取れるように缶詰や日持ちする野菜、野菜ジュース、乾物などを備えておくことがおすすめです。

また、災害直後には調理ができないこともあるため、火を使わなくても食べられる非常食を準備しておくと便利です。
非常食には乾パンやレトルト食品の他に、アルファ米という調理器具を使わずにパックに水またはお湯を注いでおくだけで柔らかいご飯ができるものやレスキューフーズボックスという付属の発熱剤を温めるだけで、火や水を使わずに簡単に温かい食事が食べられるものなど、様々なものがあります。
スーパーマーケットやホームセンター、インターネットなどで買うことができ、味や種類が豊富にあるので、ぜひ買ってみてください。

必要な量を無理なく備蓄するためには、普段から日持ちする食料品や飲み物、日用品を多めに買い置きしておき、賞味期限が近づいたものから使って、その分を買い足すというローリングストック法を行うと良いです。

災害が起きた時、温かくて栄養バランスの取れた食事があれば、心も体も満たされると思います。
皆さんも地震や台風など、何かが起こってから慌てるのではなく、日頃から緊急時に備えておくようにしましょう。

以上、「解決!なんでもアンサー」、今回は小原のどかさんに「緊急時に備えた食料の備蓄」について解決してもらいました。
本日は、小原のどかさん、吉田実央さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティは私、山崎静流でお送りしました。

『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに』