2019年09月16日放送 15回

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放送音源です。画面は切り替わります。

本日は、4年佐々木李菜さん、3年及川久子さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティは私、3年泉屋彩映子でお送りします。
今日のメインパーソナリティは正木ゼミ3年の泉屋彩映子です。
出身高校は宮城県泉高等学校です。馬肥ゆる秋、食欲の秋、味覚の秋がやってまいりましたね!
ラジオをお聴きの皆さんは秋と言えば、何の食べ物を思い浮かべますか?
今日は「秋の味覚」をテーマに自己紹介させていただきます。
〈メ〉最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。今回は4年の佐々木李菜さんに紹介してもらいます。

今回私が紹介するのは、宮城学院女子大学の大学祭についてです。今年度は、10月19日・20日の二日間の開催となります。各サークルやゼミがスイーツやうどんなどの模擬店や、大学構内の教室や講堂での教室企画、中庭でのステージ企画などがあります。
私たちが所属する、正木ゼミでも毎年イソフラボンバーという豆腐を使用したドーナツの販売を行います。
たくさんの模擬店やサークルでの活動が大学祭では行われますが、今回は大学祭でワークショップを行うという、チャレンジスポーツボランティア同好会の方々にお越しいただきました。

こんばんは。宮城学院女子大学 チャレンジスポーツボランティア同好会の小茄子川京華と渡部万宇です。本日はよろしくお願いいたします。私たちはスペシャルオリンピックスという組織の中で学生コーチとして活動しています。
スペシャルオリンピックスという組織をご存知でしょうか。
オリンピック、パラリンピックは皆さん知っていると思いますが、スペシャルオリンピックスは聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。
スペシャルオリンピックスとは、知的発達に障害がある方々の自立や社会参加を目的とし て、スポーツを通して交流したり、スポーツをする環境を提供している組織です。

本部はアメリカにあり、世界中でこの活動が行われています。パラリンピックも障害者のために開催されるオリンピックですが、知的障害を併せ有さないないことが前提になっています。スペシャルオリンピックスは、知的障害のある人にもスポーツを、ということでこの活動が行われています。

現在の理事長である、元マラソン選手の有森裕子理事長は、「いつかこのような活動がなくても、障害の有無に関わらず、みんなが一緒にスポーツを楽しめれば良い」とおっしゃっています。私たちもいつかこの活動が社会の中で当たり前になり、組織が必要なくことを願っています。
そのために今年の10月19日の大学祭では、スペシャルオリンピックスをたくさんの人に知ってもらうためのイベントを開催します。私たちは教育学部教育学科児童教育専攻に所属しているので、小学生を対象にイベントを開催することにしました。
小学生にこの活動を知ってもらって、高校生や大学生になった時にボランティアとして活動して参加してくれれば良いなあという願いが込められています。また、保護者同伴で来場していただくため、保護者の方にもこの活動を知っていただけたらと思っています。
イベントの内容は、実際に知的障害のあるアスリートと一緒に「スペシャルオリンピックス」について知ったり、交流したりします。
メインはワークショップで、フォトフレーム作りをします。アスリートと小学生が一緒に活動できて、かつ、限られたスペースでできることは何だろうと考えた時に、何かを一緒に作るのはどうかという意見が出ました。
また、その作ったものを家で飾ってもらえたり、今後使えたりできるものはあるかなあと考えた結果、ペン立て付きのフォトフレーム を参加した小学生とアスリートで作成することにしました。
作ると言っても、時間が限られていますので、マスキングテープでのデコレーションやペンで絵を描いて完成になります。
小学生の定員は50名で、アスリートは15名程度参加してもらう予定です。それに伴ってたくさんの 学生ボランティアも必要になってきます。
ボランティアというと実際に障害のある方や、小学生と関わるので自信がないからと躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、実際は、会場準備や受付、写真・動画の撮影、誘導など、裏方の活動もあります。人と関わることが苦手でも、初めは自分のできることからボランティア活動を始めてみてはいかがでしょうか。
イベントは10月19日土曜日の10時から受付で、10時半から11時半までイベントが開催されます。
小学生の申し込みは、小学校から配布されたチラシもしくは、インスタグラムて「チャレンジスポーツボランティア同好会」で検索していただき、掲載されているQRコードからお申込みください。
お申込み期限は10月6日の午後5時までとなっております。
また10月19日は大学祭1日目ということで、たくさんの出店や、各教室では展覧会等があります。中庭でのステージ発表も行われていますので、是非お越しください。
小茄子川さん、渡部さん、ありがとうございました。
私も、何度かボランティア活動に参加したことはありましたが、スペシャルオリンピックスという組織や活動については初めて知ることができました。今後、多くの人に知っていただけるといいですね。
また、大学祭の詳しい情報に関しては、宮城学院女子大学の大学祭ホームページやTwitterもございますので是非ご覧ください。
≪音楽タイム≫
~♪~

「泉区いいとこ大発見Part3」のコーナーです。
レポーターは3年の及川久子さんです。よろしくお願いします。
はい、今回は、泉区根白石にある、「明日の湯」について紹介します。

明日の湯は、仙台市営バスのバス停、根白石下町前で降りて徒歩5分のところにある、温泉です。
Qみなさんは、温泉好きですか?
宮城県には作並温泉や鳴子温泉などさまざまな温泉がありますよね。

明日の湯についてレポートする前に温泉の種類について紹介したいと思います。
温泉は、含まれている化学成分や温度、液性、色、におい、味、肌触りなど様々な特徴があります。
温泉の泉質は、温泉に含まれている化学成分とそれが含まれている量によって決められています。
Qでは、何種類あると思いますか?
正解は、10種類です。
以前は、炭酸泉。重曹泉、食塩泉、正苦味泉(せいくみせん)、芒硝泉(ぼうしょうせん)など、旧泉質名が使われていましたが、昭和53年から主な化学成分を記した、新泉質名を使うよう、環境によって、改訂されました。

癖がなく、肌への刺激が少ない単純温泉、日本で比較的多い塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、含鉄泉(がんてつせん)、酸性泉、含よう素泉、硫黄泉、放射能泉に分類されます。

温泉の泉質の種類を確認したところで、ここからは、実際に明日の湯に行って取材させていただいたことを基にレポートします。

明日の湯は、平成8年に始まった、ナトリウム塩化物泉、低張性弱アルカリ性高温泉で、建物の裏から地墳が湧き出ています。

もともとは、井戸を作るために掘っていたところ、400m弱掘り進めたところで、温泉が湧いてきたそうです。
そこで、地域の方に温泉に入ってもらいたいと思い、明日の湯ができたそうです。常連のお客様が多く、別の温泉からの紹介で来る方や、出張の際に入りに来る方もいるそうです。
温泉には、「適応症」いわれる、温泉療養を行うことによって効果をあらわす症状があります。
明日の湯の一般的な適応症として、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え症、疲労回復、健康増進に効果があると言われており、泉質別適応症として、切り傷、やけど、慢性皮膚病に効果があると言われています。
取材した際に温泉に入りに来ていた、常連のお客様に話を聞いたところ、神経痛がひどかったが、ここの温泉に入るようになってから、しびれなどがだいぶ良くなったとおっしゃっていました。
明日の湯には休憩室もあり、ここを利用すると何回でも入浴可能なため、休憩室で休みながら温泉を楽しむのもおすすめです。

温泉に入った後は、温泉内で売っているアイスを食べるのもいいと思います。
営業時間は、午前10:00から午後10:00、最終受付は、午後9:30です。料金は温泉が大人一回500円、小学生以下の子どもは300円になります。回数券は11回で大人5000円、子ども3000円です。休憩室は大人300円、子ども150円で利用することができます。

気になった方、温泉巡りが好きな方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
最後に、取材を快く引き受けてくださって、ありがとうございました。
以上、「泉区いいとこ大発見Part3」のコーナーでした。

 

「解決!なんでもアンサー」のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。

今回はペンネーム「おこちゃま」さんから「子ども舌って何?」という質問をいただきました。
そこで今回は、私、3年の泉屋彩映子がお答えします。
Q.みなさんは嫌いな食べ物はありますか?
子供の頃は苦手だった食べ物が今は食べられるようになった、わさびやコーヒー等大人の味を窘めるようになってきた、という経験がある方もいるのではないでしょうか。
今回は、日本味覚協会のホームページ、味覚ステーションの内容を参考に、年齢と味覚の関係についてご紹介いたします。
まず、味覚とは酸味・塩味・甘味・うま味・苦味の5つの基本味で構成されています。
この基本味には生きるための基本的な情報が結びついてついていると考えられています。
酸味は腐敗したものから生じるため、警戒すべき情報として、塩味は生存に必要なミネラルのため摂取すべき情報として、甘味は生存に必要なエネルギーのため摂取すべき情報として、うま味は生存に必要なアミノ酸のため摂取すべき情報として、苦味は有害な物質から生じる警戒すべき情報として、脳に送られます。
そのためまだ食経験の浅い幼児にとって酸味や苦味の多い野菜は警戒すべき情報として脳に送られてしまい、連鎖的に緑のもの=苦い=警戒しなきゃ!といった認識になってしまい、食わず嫌いにつながることもあります。
私たちは味覚を味蕾で感じていますが、味蕾は舌だけでなく口内のほかの場所にも存在し、約1万個あるとされています。
実はこの味蕾、年齢と共に減少していくんです。そのためこどもの味蕾は大人の3倍にもなり、高齢者の味蕾はこどもの3分の1~2分の1、つまり半分まで減少してしまいます。
結果として、こどもは味覚が鋭く、年を重ねるにつれて味覚は鈍くなっていく、ということが報告されています。
そのためこどもは甘味・塩味を好み、苦味や酸味のあるものはおいしいと感じない傾向があります。
加えて高齢者は加齢とともに味蕾の数が減るため味の感知力が下がり、味の濃いものを好むようになります。
子どもの頃食べられなかったものが大人になって食べられるようになるのは、成長するにつれて知識や食経験が増えるため本当に警戒すべき食べ物は何かがわかり、味蕾の数も減るため味に過敏に反応しなくなったからなのです。
つまり子供舌とは味覚が敏感な人を指し、大人の味とは子供が苦手な苦味や酸味、辛味渋みがあるものを指します。

日本味覚協会では味覚診断として
・ミックスジュースの中身を当てる原材料識別テストやゴディバと普通のチョコを区別する高級品識別テスト、黄桃と白桃の味を区別する味覚の記憶力テスト、水に微量のみ含まれている甘味・塩味・酸味・苦味・うま味成分を当てる味覚の感知力テストを行っています。
また、味覚診断チョコというものも発売されているので、自分の味覚がどれほどのものなのか知りたい人はチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
以上、「解決!なんでもアンサー」今回は私、泉屋彩映子が「子供舌って何?」について解決しました。

本日は、佐々木李菜さん、及川久子さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティは私、泉屋彩映子でお送りしました。