2019年06月24日放送 3回

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放送音源です。画面は切り替わります。

本日は、三浦由子さん、山田芽彩さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティは須田佑美でお送りします。
fmいずみのスタジオからお送りします。どうぞ30分間お付き合いください。

≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は3年の山田芽彩さんに「臨地実習」について紹介してもらいます。
臨地実習とは、実際に管理栄養士が働いている現場で行う学外実習のことを言います。
山田さんにとっては初めての学外実習でしたね。それでは、よろしくお願いします。

私は、6月3日から6月14日までの10日間、一般社団法人 みやぎ保健企画 セントラルキッチンで給食経営管理分野の実習を行ってきました。セントラルキッチンは東北を中心に、青森から群馬までの病院、高齢者施設に食事を提供している給食会社です。今回の実習を通して、一日に4600もの食事を調理するためのシステムや、衛生管理の大切さなど、授業だけでは学べないことをたくさん学ぶことができました。

Q みなさんはどのような施設に実習に行きましたか?
今回はその中でもつばさ薬局で行った栄養相談についてお話したいと思います。
セントラルキッチンの管理栄養士は、宮城県内に11店舗あるつばさ薬局に月に一度訪問し、患者さんがお薬を受け取るまでの短い時間で栄養相談を行っています。病院で行われる栄養指導とは違い、気軽に利用できるところが良いと患者さんからも評判です。

6月の栄養相談のテーマは「カルシウムを上手に摂ろう」。
患者さんの骨密度を測定し、測定結果とカルシウムが多く含まれている食品について、リーフレットを使いながら説明します。
私たち実習生は骨密度の測定を中心に行い、その後管理栄養士の先生が行う説明の様子を見学させて頂いたのですが、最初は何となく聞いていた患者さんも徐々に興味を持つような、とても分かりやすい説明を行っていて驚きました。

まず、「お食事はしっかりとってますか?」「最近天気が変わりやすいけど体調はどうですか?」のような答えやすい問いかけをすることで、患者さんが話しやすい雰囲気を作っていました。また、何気ない会話の中から、患者さんの食生活の様子や健康状態について聞き出し、その情報をもとに一人一人に合わせた説明を行っていました。
血糖値が高いという患者さんには、糖質が少ないわかめなどの海藻類や小魚を中心に、糖質が多いものは注意して食べるように。 腎臓に病気があり、たんぱく質を制限しているという患者さんには、牛乳、チーズなどの動物性たんぱく質はお勧めせず、野菜類を中心に食べるようにと、ポイントを絞ってとても分かりやすく説明していました。

私も、栄養指導・栄養教育は授業でやったことはあるのですが、説明したいことがどんどん増えてしまい、最終的にまとまりがない、何が言いたいのか分からない指導になってしまうことがありました。また、自分が説明することだけで頭がいっぱいになってしまい、相手の反応などを見る余裕がなくなってしまっていたように思います。

一人一人のことを考えた栄養指導をするためには第一にコミュニケーションが大切であると理解することができました。
私も先生のような栄養指導ができるよう、大学の勉強はもちろんですが、たくさんの人とコミュニケーションをとることなども積極的に頑張りたいと思います。
以上、「私たちのキャンパスライフ」、今回は山田芽彩さんに「臨地実習」について紹介してもらいました。
≪音楽タイム≫
~♪~

≪コーナー2 泉区いいとこ大発見part3≫
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。泉区のいいところをたくさん見つけて、紹介していきます。
第3回のレポーターは4年の三浦由子さんです。よろしくお願いします。

はい、今回は、地下鉄泉中央駅から徒歩15分の場所にある「二柱(ふたはしら)神社」をご紹介させていただきます。
このコーナーを担当するにあたり、泉区で歴史のある場所はないかと調べたところ、二柱神社さんのことを知りました。私は、神社と聞くと初詣や七五三のイメージが強いのですが、調べてみると様々な祭典が行われているということを知り、今回はそのうちの一つをご紹介させていただきます。

Q.みなさんは二柱神社に行ったことはありますか?
ここからは、私、三浦が実際に調べたことをもとにレポートさせていただきます。
二柱神社は、1026年にできた神社で、非常に歴史の長い神社です。「ニワタリゴンゲ」という、特に子供達の無病息災を守ってくださる「おぼつ子の神様」、通称「子供の神様」として霊験(れいげん)あらたかな神様と言われています。
現在でも遠くは関東方面から、良縁祈願の若い女性や自身のお子さんのことで悩みを抱える方々が多く参拝されているそうです。お守りの種類も豊富で、開運や厄除けを初め、縁結びや安産祈願など幅広く販売しています。また、自分の願い事とお守り袋を選び、オリジナルのお守りを作ることもできるそうです。今回私が購入したのは、カピス貝という貝殻でできたハートの絵馬です。赤・ピンク・白3種類の色から選ぶことができ、半透明で涼しげな可愛い絵馬でした。(300円)

また、ニ柱神社では、定期的に様々な祭典が行われています。
6月30日には、夏越大祓(なごしのおおはらえ)と茅(ち)の輪くぐりが行われる予定です。
大祓とは、日本の神道儀式の祓の1つで、毎年6月末と12月31日に行われます。6月に行われるものを「夏越大祓」、12月に行われるものを「年末大祓」または「年越大祓(とこしのおおはらえ)」と言い、自分が知らず知らずのうちに犯した罪や心身の穢(けが)れを祓い清めるための行事として定着したそうです。
夏越大祓が行われる意味としては、昔、衣服を毎日洗濯する習慣や自由に使える水が少なかった時代、半年に一度、雑菌が繁殖し易い夏を前に新しい物に替える事で、残りの半年も病気にかからず健康に過ごせるようにするという意味があったのではと考えられているそうです。また6月は多くの地域で梅雨が始まり、疲労が溜まりやすくなったり体力が衰えることによって、病気が流行する時期と考えられているため、これからくる夏を病気などをせずに乗り越えられるようにという願いが込められています。

茅の輪くぐりは、茅(かや)を束ねて大きな輪にしたものをくぐることによって病気や穢れが祓われるといわれています。
今では、茅の代わりに芦(あし)というイネ科の草を使っている神社が多いそうです。
初めての方でも、その場でくぐり方を教えていただけるので安心して参加することが出来るそうですよ。

二柱神社で行われる夏越大祓と茅の輪くぐりは、6月30日(日)の18時と19時に行われ、祈願された方にはお札・お守り・茅の輪をいただけるそうです。その他詳細は二柱神社の社務所まで問い合わせてみてください。
気になった方は是非足を運んでみてください。
以上、「泉区いいとこ大発見part3」のコーナーでした。

≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。今回は私、須田佑美が「部屋干しの生乾き対策と食中毒予防」について紹介します。
ペンネーム かたつむりさんからの質問です。
「最近洗濯物が乾きにくくて困っています。生乾きを防ぐ洗濯の仕方など何かありませんか?」という質問をいただいたので、私須田がお答えします!

かたつむりさんと同じように、梅雨時期の悩みとして生乾きのにおいが気になる…
そんな方も多いのではないでしょうか?
Q. みなさんは、生乾きのにおい気になりませんか?
そこで今回は、洗濯物の生乾き臭の原因と、生乾きを防ぐ洗濯の仕方についてご紹介したいと思います。
まずは、生乾き臭の原因についてです。
雑巾のようなにおいの原因になっているのが、「モラクセラ菌」正式にはモラクセラ・オスロエンシスとも呼ばれている雑菌で、洗濯物についている水分や皮脂などの汚れを栄養として取り入れ、排泄物を出します。
その排泄物が洗濯物に付着することで、生臭い嫌なにおいの原因になっているそうです。

次に、モラクセラ菌を増殖させない洗濯の仕方について簡単にご紹介したいと思います。
1つ目のコツは、洗濯機を回しおわった後はすぐに干す!
洗濯機を回しおわった後、すぐに干さずに放置しているとモラクセラ菌が増殖してしまい、生乾き臭につながってしまうので速攻で干すようにしましょう!

2つ目のコツは、部屋干し用の洗剤を使う!
部屋干し用の洗剤は普通の洗剤とは異なり、除菌効果に優れた洗剤になっているそうです。雨の日に洗濯するときは、ぜひ部屋干し用の洗剤を使ってみてください!

それでもにおいが気になる場合は、すすぎのときにお酢を大さじ2~3杯入れると雑菌の増殖を抑え、においが発生しにくくなるそうです。また、洗濯するときにお酢を入れることで洗濯槽のカビ予防にもなるので、一石二鳥ですね!

突然ですが、ここでみなさんにクイズです!
洗濯物を干すときにあるものを用いると早く洗濯物を乾かすことができるのですが、そのあるものとは何でしょう? (フリートーク)
正解は…新聞紙です!!
使い方は、部屋干しをしている洗濯物の下に、くしゃくしゃに丸めた新聞紙をいくつか置いておくだけです。そうすると新聞紙が洗濯物から出た湿気を吸収して、部屋の湿度を下げてくれるので洗濯物を早く乾かすことができるそうです。
何か気になったものがあったら、皆さんも是非試してみてくださいね!

そして梅雨時期は食中毒にも気を付けていただきたいです。
ノロウイルスをはじめとするウイルス性の食中毒が冬シーズンに増えるのに対し、ちょうど6月ごろから増えてくるのが細菌性の食中毒です。細菌にとって梅雨は水分が豊富なうえ気温が高く、活動には絶好のチャンスとなっています。

食中毒を予防するためには、①食材は低温で保管する ②食品の中心までしっかりと加熱する ③まな板、包丁、ふきんなどは使うごとに熱湯や漂白剤で殺菌する ④調理後の料理は早めに食べる といった「つけない・ふやさない・やっつける」この食中毒予防の3原則を徹底することを心がけましょう!

かたつむりさん、今日の話は参考になったでしょうか?
以上、「解決!なんでもアンサー」、今回は私、須田佑美が「部屋干しの生乾き対策と食中毒予防」について紹介しました。

≪エンディング≫
番組では、皆さんからのメッセージを募集しています。
番組を聞いての感想、音楽リクエストなどどんなことでも構いません。
「泉区いいとこ大発見part3!」にぜひ取り上げてほしい情報が見つかりましたら大至急ご連絡ください。
また、ラジオをお聴きのそこのあなた!「解決!なんでもアンサー」のコーナー疑問、質問をお待ちしています!
番組へのリクエスト、メッセージはエフエムいずみのホームページのリクエストフォームから送ることができます。パワフル奮闘記宛にお送りください。
みなさんからのメッセージ待っています!

本日は、三浦由子さん、山田芽彩さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティは須田佑美でお送りしました。

『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに』