「客室乗務員内定者の報告会」内定者インタビュー

11月19日(火)、英文学科で「客室乗務員内定者の報告会」を開催。8月に航空会社の客室乗務員(キャビンアテンダント=以下CA)として採用が内定した菅原晏沙さん(4年生)が、CAを志望する後輩たちを前に体験談を語りました。約40名ほどの参加者は半数が3年生でしたが2年生以下の学生も。難関の人気職種だけに、夢をかなえた先輩に熱いまなざしが集まりました。報告会を終えた菅原さんに、就職活動についてインタビューしました。

――CAになろうと思ったきっかけは何ですか?
「冗談みたいな話ですが、直接のきっかけは、占い師の言葉なんです(笑)。大学3年の後に1年間オーストラリアに留学したものの夢や目標と言えるものがなく、そんな時、旅先のマレーシアで占い師のおばあさんに『私は将来何をしたらいい?』と聞いたら、空を指さして『あなたはCAになる』と言うんです」
「もちろんそれを鵜呑みにしたわけではありませんが、言われたことで、CAという仕事が進路の選択肢の中に入ってきました。それからいろいろ調べたり自分のことを振り返ってみるうち、CAに合っているかもしれないと思うようになりました」


――たとえばどんな所でしょう。

「私は中学から宮城学院で、10年間女子校で過ごしてきました。CAも女性中心の世界なので、やっていけるかもしれないと思いました。また、学生時代にいろいろなアルバイトをしたのですが、あらためて振り返ると、共通していたのは接客の仕事だということ。自分はそういう仕事でいろいろな人と出会い、触れ合う事に向いているのだろうと思うようになりました。

――航空会社を受験するにあたり、どんな試験対策を?
「小さい頃からCAに憧れてきた人と同じことをやっても追いつけないだろうと考え、CA受験のための専門学校などには通いませんでした。英語の面接の練習は、英文学科や国際文化学科の先生にお願いしてやっていただきました。最初に受験したのが今回内定をいただいた航空会社だったのですが、面接で会った社員の方々が本当に優しくて、ぬくもりがあって、こういう会社で働きたいなと思っていたら合格通知が届き、とても嬉しかったです。


――就職活動中のエピソードがあれば教えて下さい?

「試験会場の前まで行ったら、同じ様に受験する他の人たちがたくさん入って行くんです。みんな自信満々で堂々として見えて、「私なんかダメだ、絶対に受かるはずがない」と気後れしてしまい、会場に入らず一度通り過ぎてしまいました。それで、「もうこのまま帰ろう」と思ったのですが、ぎりぎりで思い直して勇気を奮って入りました(笑)」


――どんなCAになりたいと思っていますか?

「私は外資系の航空会社で働くことになりますが、やはり日本人にしかできないような細かな心づかいのサービスをしたいです。会社の決まりごとに自分の+αを加えて、「この飛行機に乗って、このCAに会えてよかった」と思ってもらえるようにがんばります」


——ぜひ、がんばってください!