今年度はコロナ禍のために留学を中断し帰国した学生や、出発目前に留学を中止せざるをえなかった学生が多数いました。英文学科には毎年、留学を希望している学生が多数います。
英文学科教職員も、安全性と学生の希望を最優先し、どのような支援ができるかを、この1年間検討を重ねてきました。
検討の結果、英文学科では、日本にいながら実際の海外留学と同様の授業を受けることができる「ハワイ大学マノア校(University of Hawaii at Manoa)」(本学海外留学協定校)との「オンライン留学」を計画し、春季休業期間中に11名が参加しました。
参加した学生はスピーキングに重点を置いたレッスンを受け、自分で英語のナレーションをつける動画の作成やペアワーク、世界中のクラスメイトや現地のハワイ大学の学生との交流など、充実したレッスンプログラムを受講しました。
以下は現在までに参加した学生の声です。
■コロナ禍になり英語を話す機会が減少したので、英語を使うことができて、スピーキング力とボキャブラリーの増強に役立った。
■積極性が身についたと思う。英語で話す際に、言葉だけでなく、ジェスチャーを交えながら会話ができるようになった。
■3週間続けられるか不安だったが、実際終わってみるとまだ続けたいと思った。可能であれば、次回も参加してみたい。英語力以外にも得られるものがとても多く、有意義な活動だった。
■コロナで留学に行けなかったことは残念だったが、今回このような形で留学を実現できたことはとても嬉しかった。3週間という短い期間でも自己成長につながることを実感できた。このような提案をしてくださった英文学科の先生方、サポートをしてくださった副手さん、本当にありがとうございました。
参加した学生は、このオンライン留学で英語を話すことへの積極性が身につき、コロナ禍での新しい形の留学に充実感と達成感を得ていました。
英文学科では、コロナ禍であっても積極的に留学支援を行っていきたいと思っています。