2020年小学校英語教科化にむけて、英語教授力のある小学校教諭が全国で求められています。
「シリーズ:小学校で英語を教える卒業生」では、英文学科卒業生が、このような社会的要請にこたえてどのような活動をされているかを紹介します。
2003年度英文学科卒 二階堂友紀子さん
現在 東京都荒川区立赤土小学校教諭
二階堂さんは、本学英文学科生時代に中高教諭免許(英語)を取得しました。中学校講師時代に、小学校の先生方が英語を教えることにかなり不安をもっていることがわかり、小学校で英語を教えることを考えるようになりました。それに必要な免許を通信制の大学*で取得され、2012年から現在の小学校に赴任。その後、荒川区の推薦により、2016年英語教育推進リーダーに就任されました。
昨夏は、カリフォルニア大学(University of California)に派遣され、児童英語等の研修に参加(写真①②)。研修参加者の中でも、中高教諭免許をもっている人は、まだ僅かなようです。現在は、2020年の英語教科化に向けて小学校教員の英語指導力をサポートしたり、指導したりされています(写真③)。二階堂さんは「子供たちが、英語の歌を最後まで歌えるようになったり、友達や先生方と英語を使って一生懸命話したりする姿を見るととても嬉しくなります」と、日々歓びをもって英語教育に携わっておられます。
*本年度から宮城学院女子大学で必要な科目を履修できるようになりました(在学中でも履修できます)。
①② カリフォルニア大学(University of California)での研修と修了証を受け取る二階堂さん
③荒川区の研究授業で、モデル授業をする二階堂さん