2020年度人文社会科学研究所第29回公開シンポジウム「往還の文化」を開催しました

2021年1月23日(土)13:00~16:00 本学講義館2階C201教室にて、2020年度人文社会科学研究所第29回公開シンポジウム「往還の文化」を開催しました。今年度の公開シンポジウムは、新型コロナの感染拡大にともない、感染対策をとり人数制限をした学内での開催となりました。

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第1部は、「林忠正と日本絵画の近代―日仏往還の軌跡―」をテーマに、今林直樹教授(人間文化学科)より、画商として活躍した林忠正が1878年~1906年日本とフランスを行き来することによって、両国の美術界にもたらした影響について報告がありました。

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第2部は、「『幽霊ミサ』伝説を読む―中世・近世ドイツにおける「異界」との往還―」をテーマに、栗原健准教授(一般教育部)より、中世ドイツの「幽霊ミサ」伝承から読み取れる「異界との往還」像、宗教改革の影響による物語の変化についての報告がありました。

210123人社研公開研究会「往還の文化」 会場風景

休憩を挟んでの第3部では、1部、2部で知的好奇心を刺激された参加者の皆様より、ご意見・質問をいただき活発な意見交換がなされました。コロナ禍で制限されることが多い中でしたが、大変充実したシンポジウムとなりました。人文社会科学研究所では、今後も大学の外に開かれた研究会・シンポジウムの開催を企画していきますので、よろしくお願い申し上げます。