2020宮城学院女子大学附属キリスト教文化研究所主催 第1回公開研究会を開催しました

2020年12月14日(月)14時40分―16時10分 仙台に暮らす女性たちの現状と課題-女性の貧困、非正規雇用を考えるーをテーマに公開研究会を対面・オンライン併用で開催しました。

宗片恵美子さん(特定非営利活動法人イコールネット仙台代表理事)より、「仙台に暮らす女性の現状と課題」として実施された111 名への調査から、特に「子育て中の女性の現状と課題」「非正規職の単身女性の現状と課題」についてご報告頂きました。
女性の働き方はパートタイムが主流という日本の現状は、仙台の女性たちにも当てはまり、女性たちの抱える多くの課題が見えてきました。

宗片さんの報告を受け、コメンテーターの兼子佳恵さん(特定非営利活動法人石巻復興支援ネットワーク代表理事)からは、「石巻復興支援ネットワーク(やっぺす)」における子育て世代、女性たちの就労に関する支援活動のお話を交えながらお話頂きました。お話を聞く中で、地方都市ゆえの課題も見えてきました。
お二人のお話が終了後は、学生たちからも活発に質問が出ました。

女性活躍と言われる時代ですが、「女性たちは、家族や仕事との関係の中で「自分らしく」暮らせているのか」「女性だけでなく、男性も人間らしく自分らしく生きることができる社会こそが男女共同参画社会の到達点」と言われた宗片さんのメッセージが心に残りました。
ご多忙な中参加くださった皆様に感謝申し上げます。