7月27日、本学開学70周年記念事業の一環として、キリスト教文化研究所主催公開シンポジウム「多文化共生社会基本法-地方の実践から考える-」を開催し、約30名の皆様に御来場いただきました。
シンポジウムでは、多文化共生社会基本法とは何か、なぜ今の日本にそれが必要なのかについて山脇啓造氏(明治大学国際日本学部教授)からの説明に続いて、宮城県(市瀬智紀教授)及び静岡県(静岡県くらし・環境部理事河森佳奈子氏)、東京と世田谷区(山脇氏)の多文化養成条例のこれまでの実践についての報告がありました。続いて、宮城県内で多文化共生の前線で実践を重ねて来られた方からの報告もありました。
続く全体討論では、会場の方々から集まった質問に答えながら、多文化共生基本法・条例の必要性についての活発な議論が行なわれました。各自治体において積み重ねられてきた活動について盛り沢山に御報告いただき、会場の皆様とともに、日本の多文化共生のこれからを考える、大変貴重な機会となりました。講師の先生方をはじめ、開催に御協力いただいた皆様へ、心より感謝申し上げます。
なお、今年中にシンポジウムの内容をオンラインで読めるようにして公開する予定です。乞うご期待。