発達科学研究所 アニマルセラピーに関する講演会のご報告

6月15日(土)、イスラエルからアローン・ワッサーマン博士をお招きして、アニマルセラピーの講演と事例検討を行いました。

イスラエルは、現在も、テロや戦争の被害でPTSDの症状をもつ方が多く、その症状の治療手段として、アニマルセラピーが広く使われているそうです。また、アニマルセラピーの長所は、なんといってもその治療に関する敷居を低くしてくれることです。精神的なクリニックを受診することをためらう人でも、アニマルセラピーですと比較的治療に繋がってくれます。そして、動物(多くは犬)との関わりを通して、環境への信頼や自己統制感を再構築していく中で、PTSDの症状が軽減していくと言うことでした。当日の講演会には、山形、秋田、福島と、東北各地から関心のある方々が参加いただき、ぜひ復興住宅でも実践したいとご意見が聞かれました。

アローン先生のお人柄も穏やかで、事例の中でお手伝いをしてくれた黒柴のクロちゃんもとても上手に治療犬の役割を果たしてくれました。心が癒やされる講演会でした。

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