にじいろプロジェクト2019 報告3 仙台レインボー Dayに参加しました

仙台レインボー Dayに参加し、「まちかど保健室」を開設しました。

 

私たちは、「にじいろ文化祭」というコーナーで活動を紹介させて頂き、カフェコーナーでは「まちかど保健室」を開設しました。今回参加したメンバーは、将来養護教諭や中高の保健体育科の教員をめざしています。そこで「まちかど保健室」では、「学校」をキーワードに、「多様性を受け入れる学校」「みんなが過ごしやすい学校」についてできるだけ多くの人とお話し、ご意見をお聴きし、一緒に考えたいと思いました。

正直なところ、前日に準備のため会場に到着すると、雰囲気に圧倒され怖気づいてしまいました。そんな姿をみかねた実行委員の方が「今、ここにいる人に声をかけて練習したら?」と声をかけてくださいました。そして、多くの優しいボランティアさんが、練習相手になりアドバイスをくださいました。とても参考になり、翌日の本番では、初対面の方へ声をかけることも自信をもってできました。そして、お聴きしたお話は、とても貴重で大きな学びとなりました。

仙台レインボーDay2019に参加した学生より

  • 今回このイベントに参加することで、多様な性自認を持つ方々と出会った。日本はまだまだ性に対してステレオタイプなところがある。男と女、性別役割分業、性別らしさ。そんな窮屈なものではなく自分の性を自分らしく生きている素敵な人々と出会うことが出来た。しかし、その人達も過去には様々な葛藤や苦しみがあり、今もそんな痛みを抱えながら歩いている。しかし、ある方がこういった、「私の性は私が決めるんだ。」その力強い言葉には、まだまだ性の多様性が認められていない日本で生きづらさを抱えている人に大きな勇気を与えるのだと思った。残念なことに、差別的な発言をして偏見をもつ人も多い。そういった人に対して全てを分かって貰えるとは思っていない。しかし自分の性を自分らしく生きる点は何も変わらない。 将来、私が養護教諭になった時に自分の性に悩む子がいたらどう寄り添う事ができるのか。まずはその子との信頼関係を築くことが何よりも大切だ。そのための1歩を今回のせんだいレインボーDAYで培うことができたのではないかと感じる。
  • たくさんの方とお話できて、新しい意見や視点で考えることができた。2日間という短い時間だったけど、とても勉強になりました。

 

  • 今回レインボーDayに参加することをとても不安に思っていました。しかし、実際に行ってみるとみんなさんがとてもやさしく、様々な方とお話をすることができました。時間を忘れて話し込んでしまう程、楽しく濃い時間を過ごすことができたので参加してよかったです。また、参加したことでこれからの課題や方針が明確になり、プロジェクトへの意識がより高まりました。

 

  • レインボーDayに参加してみて、当事者の実際の訴え、声をきいてみて、もっとLGBTQの理解が広がってほしいと思うと同時に自が理解を広げていく活動を積極的に行いたいなと思いました。

 

  • レインボーDayに参加してみて、思ったこと、感じたことは、参加してよかったです。当事者の声を聴いて教育現場についてどんなものがあれば、どんな声をかけてほしかったのか等、聞けてすごく嬉しかったし、将来につなげることができると感じました。これからの私たちが何をすべきか、少しわかったきがします。にじいろプロジェクトにプラスになることができるのでがんばりたいです。
  • トイレのマークや制服のこと修学旅行のことなど、考えたことがなかったのでとてもよい機会になりました。当事者の意見や映画も見ることができて勉強になりました。

 

  • 私は、当日参加することができませんでしたが、準備の段階で多くのことを考えることができました。今まで通っていた学校にLGBTQの人にとっていろんな不便があったこと。私たちが普通に行っていたことが、多くの悩みの原因になっていることがわかりました。養護教諭になったら、学校の先頭に立って多様な社会について広めていきたいと思いました。

 

  • 今回の活動では、多様な性自認をもつ人々と交流したことで、自分の価値観をより拡げることができました。LGBTQのことを考えて活動していくことは、LGBTQの方々を支えることができるのではないかと考えました。