大学祭で講演会を開催しました!【報告】

10月11日(土)にジェンダー、セクシュアリティがご専門の福島大学准教授 前川先生をお招きし、講演会を開催しました。

講演タイトルは
「東北から考える 多様な性と性的マイノリティ」で、
健康教育専攻と、にじいろプロジェクトの共催で企画・運営しました。

先生のお話を通して、「偏見をなくすには、正しい知識を広めること」「マイノリティ(少数)にはラベル付けされるけど、マジョリティ(多数)は名乗らない 例:女子大学はあるけど、男子大学はない」、「性別はマッピング(戸籍、生物学的、自認している性、見た目の性、好きになる性)していくとグラデーションであることがわかる」等私たちの身近に潜んでいる差別や性の多様性に関する問題などについて学びを深めることができました。
参加した学生は、とても真剣な眼差しで前川先生のお話を聞いていました。「自分の何気ない言葉で相手を傷つけないように気を付けて行きたい」「性別ははっきりと二つに分けられないことがわかった」等講演会を通して理解を深め、日常生活や教員を目指す者として活かしていきたいという感想が多くありました。

 

☆講演会に参加した学生たちの感想を紹介します☆
・知っているつもりでも、今回の講演会やドラマ等で学ぶことが多いと感じた。お話の中で、トランスジェンダーの方が一番困るのはトイレとあったが、社会でもそのような悩みがあるのであれば、学校という狭いコミュニティでかつ思春期という時期はどれほど辛いものかと考えるだけで、私自身も辛くなった。
・優しさと知識で差別をなくすことができる。この言葉で自分ができることを見つけることができました。
・私は性的マイノリティの方々への抵抗感や差別意識はないつもりでしたが、知識がないことで無意識に傷つけてしまっていないか怖くなりました。実際に今回の講演会では知らないことが多かったので、知識を増やしたいと思いました。
・多様な性について、自分は表面的な部分でしか見れておらず、自分に置き換えた場合も考えたことがなかったので、「ふつう」や「あたりまえ」がひっくり返った。改めてもう一度考えてみると、グラデーションの位置でどうこう言われるのはおかしいと思った。また、相談相手がいないことにより犯罪につながる場合があると知り、将来養護教諭として相談しやすい場が作れるようにしたいと思った。
・今日の講演会で「差別とは?」「平等とは?」について深く考えることができました。また、差別をなくすためには「知識」が必要であることを実感し、講演を聞く、調べる以外にも色々な人と関わり教養を付けたいと思いました。

 
前川先生、ご講演いただきありがとうございました。