6月6日にパラアスリートの妻鳥和恵(めんどりかずえ)さんをお招きし、~健康、健康な生活とは何かを考える!『車椅子ユーザーと犬とのイキイキ生活』~と題して、ご講話をしていただきました。
妻鳥さんは、2012年に勤務中のケガにより、病を発症して歩けなくなり、車椅子ユーザーとなり、介助犬のくーすけと生活しております。現在、国立病院機構愛媛医療センターで非常勤看護師をされながら、パラアスリート(水泳や陸上競技、フェンシング等)としてもご活躍されています。
妻鳥さんが病から立ち上がり、現在のイキイキ生活に至るまでのプロセスについて、ご講話いただき、「健康」に関して学ぶ学生達の良い学びの種となりました。「受容と諦めは違うこと」、「受容に至るまで様々な心理的変化・過程があること」、「人に助けを求めることが自立につながること」等を学ぶことができました。
講演会の後半では、介助犬のくーすけが会場を歩き回り、学生達と触れ合ってくれました。くーすけの可愛らしい姿に、聴講していた学生達はとても癒されていました。
講演会終了後、生協さんにご協力いただき、美味しいお食事を取りながら妻鳥さんと学生の交流会を行いました。生協さん、ありがとうございました。
妻鳥さん、くーすけ、愛媛県からお忙しい中お越しくださり、大変ありがとうございました。
◯講演会の学生の感想
・もし、自分が同じような立場・状況だったらと考えた時に、私は悲嘆のプロセスでの受容までの道のりが長く、混乱期で大変なことになるイメージしか浮かびませんでした。妻鳥さんは「特別なきっかけがあったわけではない」とおっしゃっていましたが、受容して生きる力を再獲得できたことはもの凄いことで、素直に尊敬しました。
・私も大きなケガをしました。その時は精神的に大変な時期でした。助けを求めることが自立につながるとお話されていて、本当にその通りだと感じました。私がケガをした当時、助けを求めることができず、1人で抱え込んでいましたが、周りの友人が助けてくれて、とても救われました。電車に乗っている時に誰か困っている人に譲ったりして、誰もが温かい気持ちになれば良いなと思います。