2016年12月16日から30日までの2週間、八木祐子先生の引率で、人間文化学科と国際文化学科合同でおこなわれたインド実習に参加しました。滞在したのは、首都デリー、ヒンドゥー教の聖地ヴァラナシ、タージマハルで有名なアグラ、マハラジャの街ジャイプールの4か所です。日本とは違う匂いに感激し、道ではすさまじい交通量とクラクションに圧倒され、観光地に行けば「ピクチャー、ピクチャー」とあっという間に囲まれました。そんな私達でも、実習の終わりには値切って買い物ができるようになりました。
ガンジス川を訪れた時は、授業で見ていた写真よりも広大で感激しました。沐浴だけが行われる場所だと思っていたのですが、実際には、大勢の人が訪れていて、火葬したり、ものを売ったり、凧揚げで遊んでいる姿がありました。ガンジス川は生活と共にあるのだと実感しました。ジャイプ-ルのアンベール城では象に乗りました。のんびり象に揺られながら、地上だけでなく、さらに高い山の上まで見渡すことができました。実際にインドに来て良かったと思えた瞬間の1つです。
インド実習には、19名の学生が参加しましたが、その目的は、自分の興味がある分野についてのアンケート調査を行い、レポートにまとめることです。調べたいものが似ている学生同士で3~5人のグループを作り、9月から準備を始めました。テーマは宗教から学生事情まで様々です。以前にインド実習に行った先輩方の報告書も参考にしながら質問を考え、実際にほかのグループに答えてもらいながら吟味し、最終的には英語のアンケートにしました。回答を通して何が知りたいのかを明確にすることを心掛けて作りました。実際の調査は、ヴァラナシ(この地を日本人だけがベナレスと呼びます)で、現地の大学生たちと協力して行いました。この調査で、想像通りのことも予想外なこともあり、いろいろな発見がありました。また、調査活動によって、コミュニケーションをとろうとする姿勢も学べました。チューターさんとも良好な関係を築くことができ、多方面で自分が成長できる調査でした。
インド実習では、日本にいては経験できないことを直接肌で感じることが出来ました。ここで新しく見て知ったことは、いつまでも心に刻まれていくと思います。