9月26日(月)5時限目にK302教室で、人間文化学科・人間文化学会主催の世界遺産検定に関する講演会及びキャリア講演会を開催しました。講師には、WizBiz仙台代表 大友ゆり子さん(NPO法人世界遺産アカデミー認定講師マイスター、ビジネス・マナー講師)をお招きしました。
大友さんは、世界遺産の考え方がどのように始まり、世界平和とどう関わっているのかといった理念や制定の背景などについて、クイズをまじえて、わかりやすくお話していただきました。世界遺産の始まりが、エジプトのアブ・シンベル神殿と関わることや、また、ガラパゴス諸島が外来種により生態系が脅かされ、一時は危機遺産となり、世界遺産であり続けることの難しさについてもお話がありました。また、大友さんは世界遺産検定のマイスター資格をお持ちですが、世界遺産検定の概要や受験対策、どのように就職活動でいかされるのかといった点や世界遺産の学びが多様な価値観の理解につながることなど、これまでのキャリアと重ねながら、貴重なお話をしていただきました。学生のみなさんには興味深かったようで、以下のような感想が寄せられました。一部を紹介します。
「今回の講演会では、世界遺産検定の勉強で得た知識に加えて、初めてきいた情報もたくさんあり、世界遺産の魅力を改めて感じることができました。世界遺産の名前や国だけでなく、神話や時代背景などとセットでおぼえると、それぞれの世界遺産の文化的側面がわかり、面白いと感じました。」「世界遺産は不変のものではなく、保有国やまわりの環境の影響を受けるものだと感じました。危機遺産をなくすためにも、私たちが世界中の人たちと協力して守っていかなければならないと思いました。」「世界遺産検定の認定を受けると、就職活動の時にアピールポイントになったり、コミュニケーションが得意になったりと、社会にでていくにあたって必要な経験を得ることができるのだと知る良い機会になりました。1級獲得をめざして、世界遺産に詳しくなっていきたいと思います。」「今回のキャリアの話をきいて、資格をとることが目標になっていて、それをどう生かすかを考えていなかったと感じました。取得して終わりではなく、それを就職や自分の生活にどう生かせるか、大友先生のお話を参考に、自分で考えていきたいと思います。」
人間文化学科では、12月5日に、今年度2回目の世界遺産検定の学内受験を予定しています。検定試験のために自主的に学び、検定を受けることで、スキルアップや就活につながるだけでなく、視野を広げることにもつながると思います。一昨年度には、1級に認定された本学科の学生もいました。ぜひ、みなさんも、挑戦してみてください。




