人間文化学科の高橋ゼミでは、主に日本の江戸時代について学んでいます。
6月29日(土)、3年のゼミ生(歴史文化演習受講生)が石巻市博物館の展示を見学しました。石巻市博物館は、2021年11月にオープンした新しい博物館です。学芸員の解説のもと、縄文時代から近現代にわたる、石巻市や宮城県に関連する考古資料・美術作品・石碑・文献資料など、さまざまな資料を閲覧しました。とくに、授業で勉強している江戸時代の漂流民の国際交流に関連して、石巻ゆかりの若宮丸の記録『環海異聞』を見たことや、卒業論文で読む可能性のある仙台藩関連の史料の実物を見たことは、授業の学びを深め、当時の時代像をつかむ手掛かりになったと思います。学芸員資格取得を目指す受講生にとっては、館内の意匠、展示の動線や照明を確認し、学芸員の話を聞くことで、博物館の業務を理解する機会にもなったことでしょう。
見学の最後には、博物館のご好意で伊達政宗文書をはじめとする貴重な古文書を間近で見て、解読する時間もあり、とても有意義な時間を過ごすことができました。ご対応いただいた博物館の皆様に感謝申し上げます。
石巻出身の芸術家の作品を見る
美しい意匠空間を体験
絵図から江戸時代の石巻を知る
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