第3回キャリア講演会が開催されました

7月13日(木)昼休み、人間文化学科主催のキャリア講演会が開催されました。講師は、国際文化学科の八木ゼミ卒業生である作間温子さんです。現在、ローマで国際交流基金の日本語指導助手の仕事をされていますが、1週間の一時帰国中にお越しいただきました。

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作間さんは「海外で働く、日本語教師―進路選択の土台になった経験を振り返ってー」というテーマで、これまで滞在した国々の写真をたくさん見せながら、日本語教師の仕事の内容や学生時代の体験について話をしてくれました。ローマで仕事をする前はコロナ禍でしたが、その際にはインドネシアの看護師をめざす学生にオンラインで、コロナ禍直前には中国の貴州省の大学で日本語を教えていました。作間さんは、学生時代の中国への交換留学やインド実習への参加、卒業後に参加した日本語パートナーズのマレーシア派遣などが、現在の仕事にいかにつながっているか、海外での自分の経験を振り返りながら、熱心に話をしてくれました。

以下は、講演会をきいた学生の感想の一部です。

「今回、実際にイタリアのローマで、日本語教師をしている作間さんの講演を聞いて、日本語教育の難しさや、やりがいなどを新たに知ることができました。」
「ただ、日本語を教えるだけでなく、日本の映画をみてディスカッションしたり、折り紙や習字など日本独自の文化を体験したりなど、日本そのものによりそって全員で学んでいることが伝わってきました。大変ながらも楽しみを発見しながら日々、努力されているところを見聞きできてよかったです。」
「『価値観を壊すために海外に行く』という作間さんの言葉が強く印象に残った。何事においても経験が判断材料になるので、行動しつづける意志をこれからも大切にしたい。」
「今日の講演をきいて、海外で働くといことを視野に入れていきたいと思った。大学生交流事業や海外フィールド実習などに参加して、海外に実際に行って、日本とは異なる文化や社会に触れていきたいと思った」。

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学生たちにとって大きな刺激になったようです。佐間さん、お忙しい中ありがとうございました。