大内典先生を迎えて談話会を開催しました

人間文化学会は、7月5日(火)12:15~12:50、大内典先生を講師としてお迎えして学会主催の談話会を開催しました。大内先生は、現在、一般教育部に所属されていますが、今年度から人間文化学科でゼミをもたれているので、談話会の講師としてお話をしていただきました。
大内先生は、音楽文化学、宗教儀礼と音、音楽について研究されています。今回の談話会では、先生が音楽に興味を持ったきっかけや現在研究していること、先生の人生に大きな変化をもたらした出来事など様々なお話をしてくださいました。
このなかでも、私はリズム感覚についてのお話が興味深かく感じました。大内先生が中学校の音楽の教員をされていたとき、授業では全くリズムがうまくとれない生徒が、お祭りのときには別人のように上手に踊っていたそうです。そのときに、体に染み付いたリズム感覚と、西洋のものとは違うと感じ、西洋のリズムではとれないのに、どう教えたらいいのかと感じたそうです。私はピアノを習っていたので、そのように感じたことはありませんでした。学校で教わるのは西洋の音楽が中心なので、小さい頃から日本の音楽に親しんでいる生徒には難しいのだなと思いました。最近は地元の音楽に親しむということも少ないと思うので、そのような生徒は貴重だと感じました。
 今回の談話会は交流会班の三年生が中心になって準備を行いました。無事に談話会を終えられたので、よかったと思います。 大内先生、有難うございました。
人間文化学科2年 佐藤里咲